ジェーン・スーと東京ポッド許可局 イライラエンターテイメントを語る

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ジェーン・スーさんがTBSラジオ『東京ポッド許可局』のイベントに出演。東京ポッド許可局の面々と、イライラするけどつい見てしまうSNSや動画などについて語り合っていました。


(サンキュータツオ)今日はですね、スーさん、いつも『相談は踊る』という番組を土曜日の夜にやってくださっているわけなんですけども。今日はそんな番組にあやかりまして、許可局に寄せられた相談について次々、みんなで乗っかって相談しようじゃないかということなんで。どうぞよろしくお願いします。

(ジェーン・スー)よろしくお願いします。

(サンキュータツオ)まあ今日はどんな感じになるのかね、楽しみなんですけども。

(ジェーン・スー)なんなんですか?迎えられているのか、嫌がられているのか、よくわかんないですけど。

(マキタ・鹿島)(笑)

(プチ鹿島)そんなことないですよ。

(ジェーン・スー)誰だ?呼んじゃったの・・・みたいな顔して(笑)。

(マキタ・鹿島)そんなことないですよ。

イライラエンターテイメントとは何か?

(サンキュータツオ)さあ、では最初の相談です。こちら!『口パク投稿動画を見ると、心を平穏に保てない』。

(プチ鹿島)はー。

(サンキュータツオ)どんな内容なのか、ちょっと詳しくご紹介しましょう。男性局員からの相談です。『映画アナと雪の女王の代表曲の1つである「扉をあけて」を使って、YouTubeなどに口パクを動画をアップするムーブメントがあるのはご存知でしょうか?アナとハンスの素晴らしい歌声やセリフに合わせて、カップルや家族がカメラ目線で、実に表情豊かに身振り手振りの演技をしてみせるのです。私はその一連の事実を思い出すだけで、ちょっと体調が悪くなります。以前、スーさんがラジオでイライラをエンターテイメント化して楽しむという処世術を披露してらっしゃったこともあり、楽しむ目的で動画を再生しましたが、30秒持ちませんでした。こういった動画を見て心を平穏に保つためには、どうすればいいでしょうか?気持ち悪いと声を上げ続けるべきなのか?はたまた、自室に籠って1人で頭をかきむしりながらやり過ごすべきなのか?お話していただければ幸いです』。

(マキタスポーツ)ほー。

(ジェーン・スー)なるほどね。

(プチ鹿島)よく見ますよね、こういうのね。うん。アナ雪でなんかカップルがやるんですよね。それを上げるんでしょ?自分で。

(マキタスポーツ)でもまず見てるんだよね。この人って。

(ジェーン・スー)見てるんですね。

(マキタスポーツ)ねえ。しっかり見てるんだもんね。

(ジェーン・スー)なんかやっぱりイライラしたもの、多いじゃないですか。世の中。

(サンキュータツオ)このイライラをエンターテイメント化っていうのは、どういうことなんですか?

(ジェーン・スー)あのですね、結局これもそうなんですけど、一般の人が、誰もが見れるところに何かを上げるっていうのがもう当たり前になっているじゃないですか。そうするとやっぱりいろんな勘違いだったりとか、いろいろイライラするものが見れるわけですよ。で、私がハマってるのが、TwitterとかFacebookとかのイケイケ女子大生みたいなのが・・・いや、すごいのがいるんですよ。で、『東京にいるのにホリエモンと飲んだことがないって、どういう女の子?』みたいな。つぶやいてるの。

(サンキュータツオ)えっ!?

(プチ鹿島)うわー!すごい!

(ジェーン・スー)最っ高のがいるんですよ。

(サンキュータツオ)引っぱたきてー!引っぱたきてー!

(ジェーン・スー)あと、『写真はやめて!芸能人じゃないんだから』。もう天才級のがいるんですよ。

(プチ鹿島)すごーい!

(サンキュータツオ)引っぱたきてー!フォロー・リムーブご自由に、だよ。

(マキタスポーツ)それ、『さくら』っていう名前じゃないですか?

(ジェーン・スー)違う違う違う!それで・・・

(サンキュータツオ)それ、どうやってエンターテイメント化するんですか?

(ジェーン・スー)イライラするじゃないですか。あとね、Instagram。これ、ヤバい。

(プチ鹿島)写真のね。

(ジェーン・スー)Instagramは、そういうエバり系じゃないんですよ。ほっこり系。朝食が置いてあるんですよ。で、そこにちょっと絆創膏とか貼ってあるような指の写真があって。『おっちょこちょい、また言われちゃった』。

(サンキュータツオ)(笑)

(プチ鹿島)うわー!

(マキタスポーツ)腹立つなー。

(サンキュータツオ)それ、ボケとしてじゃなくってことですよね?全力でってことですよね?

(ジェーン・スー)で、歩いているところ。夕陽。で、影の手。つないでいる。で、加工したやつ。Mayfairとかで加工したやつ。に、『ゆっくりゆっくり、歩いて行く』。知らねーよ!

(一同)(笑)

(観客)(拍手)

(サンキュータツオ)説教してー!説教してー!

(マキタスポーツ)マジで?

(ジェーン・スー)本当にあるんですよ!

(マキタスポーツ)それ、あるんだ。

(ジェーン・スー)で、そういうTwitterアカウントとかFacebookとか見つけた途端に、女友達からバーッ!来るんですよ。『イライラするわー!』っつって。

(プチ鹿島)ああいう成分ってね、どこから発祥なんですか?っていうのは、昨日たまたまですよ。この時期、『29歳のクリスマス』っていうのがさんざん再放送されるじゃないですか。最後、そういういい言葉が山口智子みたいな人生訓みたいなのがちょっと出るんですよ。あれ、20年前じゃないですか。あの時は最先端でおしゃれみたいな感じだったんですけど。それが変な感じで細分化して、誰もがフラットにできるようになったのかな?と。

(ジェーン・スー)そうですね。あの、『この画像を見ると幸せになれるらしいよ。思った人はリツイート』みたいなの、あるじゃないですか。

(プチ鹿島)そうそうそう(笑)。

(ジェーン・スー)なんじゃ?『思った人はリツイート』って?

(プチ鹿島)そうそう。あれ、なんなんですかね?

(ジェーン・スー)ああいう、なんでしょうかね?やっぱりみんなドラマの主人公になりたいっていうのと、あとやっぱりイライラエンターテイメントは、そのイライラするものって自分のコンプレックスと背中合わせなんですよ。やっぱりその、モテる女子大生とかが、いまだに許せないんですね。40になっても。

(プチ鹿島)うんうん。40になっても。

(サンキュータツオ)ああー、そういうことか!

(ジェーン・スー)とか、あとやっぱりその家族の写真とかだったら普通にイライラしないんですけど。おっちょこちょい・・・『俺がいなきゃダメって、そんなこと、ないもん!』みたいなのとかは、『はあーっ!?』って。

(プチ鹿島)なんかこう、仕掛けとしての隙を作っているんだよね。そういう人って。

(ジェーン・スー)そう。やっぱり私ね、最大限の敵は『モテ』。

(サンキュータツオ)モテ、敵なの!?

(ジェーン・スー)モテは敵。『モテ』と書いて『敵』と読むんですよ。

(サンキュータツオ)(笑)。いやいや、元々カタカナだから!漢字に読み方いれるんだったらまだしも。

(ジェーン・スー)いや、モテっていうカタカナ2文字の上に漢字で『敵』って入れるの。

(サンキュータツオ)漢字で(笑)。逆に。

(ジェーン・スー)で、やっぱりそれぞれあって。この人はそういう家族とか、あとなんちゃってエンターテイメントみたいなもの。許可局員ですからやっぱり、いろいろエンターテイメントのね、厳しい人だと思うんですよね。で、そういう人が結構イラッとするのはわかる。

(サンキュータツオ)だから仲良しカップルにコンプレックスがあるってことですか?じゃあ。

(ジェーン・スー)仲良しカップル、家族が、『甘いよ!お前らのエンターテイメントは!』ってことなんだと思うんですね。

(サンキュータツオ)なるほど、なるほど。さすがだね。

(ジェーン・スー)でもさ、まあほっといてやれよって話なんですけど。

(一同)(笑)

(ジェーン・スー)でもね、ほっとけないよ!ほっとけないよー♪って。

(サンキュータツオ)ちょっと待って!世代が!

(観客)(拍手)

(マキタスポーツ)楠瀬(誠志郎)、出てきた。

(ジェーン・スー)で、これね、やっぱり楽しむしかないんですよ。自分がなににイライラしてコンプレックスを持っているのか?っていうのを見て。あと、もう1個言っていいですか。イライラ。

(サンキュータツオ)はい。

(ジェーン・スー)あのね、男でFacebookで多いのが、『今日もみんなで集まれた。最高の笑顔でした!』っつって。知ってます?『さいこう』を『最幸』って書くんですよ。

(プチ鹿島)ああ、来た!

(サンキュータツオ)(笑)

(マキタスポーツ)最も幸せってこと?

(ジェーン・スー)最幸。

(プチ鹿島)当て字系。

(ジェーン・スー)あとね、びっくりしたのが、お仲間。仲間ね。を、みんなでご飯を食べたってことで、『同じ釜』って書いて、『今日の同釜』って。もうさ、ヤンキーじゃん!

(サンキュータツオ)(笑)。当て字も甚だしいですね。

(マキタスポーツ)ヤンキーだし、好楽さんみたいな。

(プチ鹿島)緩やかなヤンキー化ですよね。

(サンキュータツオ)キラキラ。オンリーワンだよ。

(ジェーン・スー)そうそう。で、そういう人たちが集まって、みんなでシャンパンを飲んだり、最高!っつって山に登ったりして。で、意外と稼いでるんですよ。それがまた腹が立つっていうか。

(観客)(笑)

(サンキュータツオ)もうなんかそういう人たちが落ちる落とし穴があればいいのにな。

(観客)(拍手)

(サンキュータツオ)本当に。落とし穴、落としてー!と思う時、ある。

(プチ鹿島)でもそれがたとえば『いいね』とか付くから・・・

(ジェーン・スー)400いいねぐらいですよ。

(サンキュータツオ)400いいね(笑)。

(マキタスポーツ)へー!

(サンキュータツオ)よかねーよ!『よかないね』っていうの、入れてほしいね。よかないねって言うと、昭和な匂いがしますけど。

(マキタスポーツ)昭和っていうか、江戸前な感じだね。よかないね!って。おかしいだろ?それ。

(プチ鹿島)あたしゃ認めないよ!っていう。

(一同)(笑)

(ジェーン・スー)長い!長い!書けない!

(サンキュータツオ)一人称『私』だね。

(ジェーン・スー)わたしゃ認めないよ。これ、切ないのが、コンマ3%くらい、やりたい自分もいるんですよ。

(サンキュータツオ)(笑)

(マキタスポーツ)それ、俺わかる。

(サンキュータツオ)だからそれがコンプレックスたる所以なんですよね。

(プチ鹿島)嫉妬。

(マキタスポーツ)そう。あながち否定できねーところもあるんだよな。俺だって、油断してたらやってるような気がするもん。俺たち最高感で。バーベキュー行って、夏、話しただろ?バーベキュー、俺、成功させたって。バーベキュー、成功したんだよ、俺。

(サンキュータツオ)聞いたよ!

(観客)(笑)

(サンキュータツオ)何回も言うなよ!焼きそばがね。

(マキタスポーツ)バーベキューが、焼きそばが余らなかったんだよ。

(サンキュータツオ)勝ち焼きそばね。

(マキタスポーツ)そう。負けそばにならないで、みんながちゃんと行き渡って。『ああ、よかった。マキタさん、よかった!』って言ってもらえた。俺たち、最幸。最も幸せ。

(ジェーン・スー)俺たち、最幸!

(サンキュータツオ)でもそれと、YouTubeに上げること、また別じゃん。

(プチ鹿島)でも、近いよ。だからそっち側に回っちゃったら、もしかしたら、ものすごい気持ちいいのかもしれないですよね。

(ジェーン・スー)そうそうそう。

(サンキュータツオ)そうか。

(ジェーン・スー)最幸・同釜イベント、入りたいもん!だって。

(サンキュータツオ)うんうんうん。

(ジェーン・スー)でも、行ったら行ったで、心の中で『あいつ、バカだなー』とか言ってる自分がいて。

(一同)(笑)

(ジェーン・スー)家帰って、『ああ、もう私、最悪!』っていう。なるわけじゃないですか。

(サンキュータツオ)あると思うな。

(マキタスポーツ)でも、子どものやつ、多いじゃん。やっぱり。『生まれてきた、おめでとう』。

(サンキュータツオ)オンリーワン。んなもん、ワンノブゼムだわ、そんなん!

(マキタスポーツ)言うんじゃねーよ、お前!肉の塊とか言うんじゃねーよ!

(サンキュータツオ)肉の塊だよ!言葉もしゃべれねー肉の塊だよ。すあま!子どもはすあま!

(ジェーン・スー)すあまは美味しいじゃん。

(マキタスポーツ)すあまは美味しいって(笑)。

(サンキュータツオ)子どもは美味しくない。

(ジェーン・スー)子どもは美味しくない。

(サンキュータツオ)脳みそ、美味しいっていう話はあるけど。

(ジェーン・スー)やめて!

(マキタスポーツ)子どもは美味しくないって・・・子ども、うめーわ!誤解されるわ。

<書き起こしおわり>
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