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マキタスポーツとゴッドタン佐久間P マジ歌選手権を語り合う

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テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーがラジオニッポン『マキタスポーツ ラジオはたらくおじさん』に出演。佐久間さんのTV東京でのキャリアやゴッドタンの名物企画、マジ歌選手権について話していました。


(マキタスポーツ)えーと、佐久間さんはね、もともとはいつでしたっけ?99年にテレビ東京に入社したんですね?

(佐久間宣行)そうですね。

(マキタスポーツ)ラジオ、やりたかった?

(佐久間宣行)ええと、まあ大学時代は、変な話ですけど自分がモノづくりに向いているタイプだとあんまり思わなくて。だからラジオも好きだし、テレビも好きだけど、そんなに作品づくりとかの才能があるとも思わなかったんで。普通に就職活動は商社とか、そういうのも全部受けたんですけど。そん中で、ラジオは好きだから記念受験的に受けようと思ったのと、あとは僕らの時期って就職活動、いちばん最初がフジテレビなんですよ。

(マキタスポーツ)はー。

(佐久間宣行)で、みんなだいたい記念受験的にフジテレビを受けるんです。面接の練習ぐらいの感じで。そしたらたまたま、それがフジテレビ、結構いいところに偶然行って。それでテレビの仕事、やっぱりやってみたいなと思って。そっから間に合ったのがテレビ東京だったんですけど。テレビで言うと(笑)。

(マキタスポーツ)いや、なんすか?その受験の、なんかその・・・いちばんテレビ東京さんが悪い感じになっちゃってるじゃないですか。

(佐久間宣行)あの、最後だったんですよ。スケジュール的には。他はだから受けられてないんです。

(マキタスポーツ)ええ、ええ。なんか滑り止め的な感じに聞こえちゃいますけどね。これは。だけど僕、意外だったのがそんなに積極的にマスコミ志望でもなかったということで。

(佐久間宣行)いや、そうですね。僕、18才の時に福島の田舎から東京に出てきたんですけど。18の東京に来て1年目の時にたまたまサークル、広告のサークルに入ったんですけど。そこで出会った人たちが、同い年ぐらいの。すっごい才能があって、クリエイティビティーがあってっていう人たちだったんですよ。で、そういう人が業界でやっていくんだろうなと。それが、まあ別に友達でもないですけど、映画監督の西川美和さんとか。

(マキタスポーツ)あー!西川美和さん。

(佐久間宣行)とか、あといま読売新聞から日本テレビで働いている、『LIVE MONSTER』のプロデューサーやっているのとか。ジブリの・・・とか18ぐらいで出会っている人たちが、すごくバケモノみたいな人に先に出会っちゃったから。そういうヤツがクリエイティブな世界では働いていくんだろうなって。僕はもう・・・

(マキタスポーツ)挫折しちゃった。半ば、ちょっと。

(佐久間宣行)そうです。そうです。そう思って。じゃあ俺はもう、真面目にサラリーマンをやろうと思って・・・たんですけど。なんの因果か、テレビ局に最後に引っかかって。

(マキタスポーツ)だけど僕、佐久間さんの斬新な企画とかって、たとえば他局ではなかなか通しづらかったりとか・・・

(佐久間宣行)ああ、でもそれは思います。テレビ東京だから僕は・・・

(マキタスポーツ)結果論ですけどね。だって、たとえばキス我慢っていう企画はこれ、ペラ1で書いた企画書で持って来られてもわかんないですよね。

(佐久間宣行)いや、そうですね。他のテレビ局の人は知らないですけど。他のテレビ局の偉い人にプレゼンして通す自信はないですよ。

(マキタスポーツ)ですよね。だから災いじゃなくて幸いの方だと思うんですけど、テレビ東京でこその佐久間さんのディレクションっていう感じもしないでもないんですが。でも、広告を最初、やられてたんですね?

(佐久間宣行)広告のサークルに入ったんですよね。まあ僕は1年ぐらいしかいなかったんですけど。それは、早稲田大学のいちばん最初の正門で声かけられて。田舎者だったんで、いちばん最初に声かけられたのに入ったんですけど(笑)。

(夏江紘実)かわいい(笑)。

(マキタスポーツ)いちばん最初に声かけられた。そのまま入っちゃったという。

(佐久間宣行)そしたらすごい才能のある人たちがいて。東京ってこんなにレベルが高いから、俺みたいな田舎者はそういうことを志しちゃダメだと思って。

(マキタスポーツ)いや、でもね、いろいろだから運命の歯車っていうのはあると思うんですけど。なんかそこで、ねえ。すごい人たちに出会って、自分の才能のある種の限界みたいなものを知って。別のやり方で、とかって考えてってる時に、いまある結果の佐久間さんの仕事ぶりっていうのは、いろいろ結びついてるかと思えばすごいことなのかな?と思うんですけど。自分で見て、他のディレクターやプロデューサーとはちょっと違うところってご自身で分析すると?

(夏江紘実)すごい気になる。それ。

(佐久間宣行)なんだろうな?でも、ええとテレビ東京育ちだっていうのがあって。僕はテレビ東京の中で特に『TVチャンピオン』っていう番組の育ちなんですよ。全部ディレクターのイロハを覚えたのは、お笑いとかサブカルが好きだったんですけど、でもそれとは関係ない素人の、極限まで追い込まれるみたいな現場で育ったんですね。

(マキタスポーツ)ちなみにTVチャンピオンでなにをやってました?

(佐久間宣行)大食いのディレクターもやりましたし、あと自分で通した企画は『3分料理人選手権』っていって。主婦から超一流料理人まで3分でとにかく料理を作るっていう(笑)。浅ヤンの中華大戦争みたいなのとかをやってたんですけど。だからとにかく、そういう一般の人たちの面白いところを見つけて、極限まで追い込むっていうディレクターとしてのイロハを最初に覚えたから、それがたぶん芸人さんの違う箱を開ける、他の番組では出していない箱を、追い込んで開けるとか。違う企画をぶつけて開けるっていうディレクションのやり方になったんだろうなって思いますけどね。

(マキタスポーツ)だから、なんて言うんでしょうかね?非常に言葉は悪いですけど、芸人にとって絶対こう甘えが許されない現場を用意されてるなとかって思うんです。

(夏江紘実)たしかに(笑)。もう決まっていない、いい意味で決まっていない部分とかが。

(マキタスポーツ)いや、だからなんて言うか、要求値というものがちゃんとあってですね。それに応えたいという欲望っていうのが芸人はあるわけ。ぜったいに芸人って滑るのだけは嫌だから。現場とかで。だからそのツボを知ってますよね。

(佐久間宣行)あの、それはわかります。これは、やりたかったことでしょ?っていうのもありますし。『やりたかったことを全部、僕らスタッフ死ぬほど準備するんで。ここまでは作りましたけど、こっから先、ウケるのは、あなたが100%出してくれれば・・・』っていう現場を作ることは、よくありますね。

(夏江紘実)じゃあ全部作られてない部分の、その部分を全部芸人さんの・・・うおー!

(マキタスポーツ)そうなんですよね。あとね、僕ね、マジ歌。マジ歌でちょっとね、あることを思ったんですけど。僕もだからマジ歌というか、僕、ノベルティーソングというかコミックソングというか。そういうのをずっとライブでやってきましたけど。マジ歌のシステム、あるじゃないですか。牛乳を口に含んで。見てる人たちが。マジなところに思わず吹いてしまうという。僕ね、長渕剛さんとかも、あのシステムで牛乳含んで見たら、ぜったいに長渕さんがマジで歌ったら、牛乳吹くと思うんですよ。

(夏江紘実)(笑)

(佐久間宣行)まあ、マジってそういうことですからね。

(マキタスポーツ)マジってそういうことじゃないですか。だから、あの企画ってすごいんじゃないか?と思う。だから、優秀なアーティストのリトマス試験紙になるんですよ。あれって。すっごいだから針振り切ったアーティストを見る時に、牛乳含んで家でやってみてくださいよ。

(夏江紘実)どうなっちゃうんだろう?吐くな。

(マキタスポーツ)だから永ちゃんのDVDとか見ながら牛乳口に含んで見て下さいよ。

(佐久間宣行)いや、そうですね。それは、あれだと思います。優秀なアーティストもそうだし、アイドルもそうだと思うし。過剰な人たちの振り切ったやつは笑えちゃうんですよね。

(マキタスポーツ)笑えちゃう。だから、あの企画とかもだからそういうあぶり出しっていうか。すごい演者というか、すごいことを熱量をもってやっているものが面白いんですよっていうことになってるんですよね。あれ。あれ、すごいなって思うんですよ。

(佐久間宣行)チョケたらぜんぜん面白くないんですよ。

(マキタスポーツ)ぜんぜんチョケたら面白くないですよね。あれ。中途半端に笑いなんか取りにいったら。だからこっちもいかにマジで格好つけるか?っていうこととかがテーマなのよ。

(夏江紘実)もう自分に酔ってね。

(マキタスポーツ)そう。自分に酔って。ちょっとでも自分の中でさ、ナルシスティックな自分がいるわけ。いるんだけど、普段それ閉じ込めている。隠しているわけ。それをですね、おっかなびっくりでバーン!とこう解放するんですけど。

(夏江紘実)逆にそれを全部自分で出すみたいな。

(マキタスポーツ)そうなのよ。だからすっごい面白い企画だなとかって思うんですけど。まず、そういう着想っていうのはどういうところから得てるんですかね?

(佐久間宣行)まあ、いくつかあるんですけど。1個は、あれは元々本当に角ちゃんですね。東京03の角ちゃんがオリジナルソングをいくつか作っていて。本人は面白いと思っていない。

(マキタ・夏江)(笑)

(佐久間宣行)で、それをたぶん本当は面白いんだけど、角ちゃんはまだ気づいてないから。それを面白く聞かせる構造はなんだろう?っていうところから、まずはオークラさんと話し合って。角ちゃんのあの、哀愁があってギターが上手いところを世に出したい!っていうところがスタートです。

(マキタスポーツ)(笑)。普通に角田さんのやりたいように、自分の気持ちいい感じでやらせちゃダメなんですよ。

(佐久間宣行)そうなんですよね。

(マキタスポーツ)だからそこがね、微妙な。だから芸人ってともすればそういうね、ナルシスティックなところもあるし。始末におえないところがあると思うんですよ。だけどそのまま出しちゃいけないってところで、システムを考えたわけじゃないですか。で、あれもう爆発企画ですよ。

(佐久間宣行)そう・・・まあ、いまは2周しかやってないですけど。元々、たとえば尾崎豊さんの『I LOVE YOU』のフェイクだったり、過剰なところは何回聞いても面白いんじゃないか?っていうのもあったんですけどね。だから、もうちょっと曲が短ければ3周、4周する企画になるかもなっていいながら、やってったんですけど。まあ、いまクオリティーが上がってきたから、逆に2周しかやらないけど。そう。

(マキタスポーツ)そうなんですねー。いや、俺もだからやっぱり優秀なプロデューサーさんとかディレクターっていうのは僕は完全なサディストだと基本的に思ってるんですね。映画監督も僕、サディストだと思ってるんですよ。映画監督、現場行くと結構声が小さいおとなしい人がいるんですけど。だけど、頭の中は完全にサディストだったりする。だから、いかにして僕らはなんて言うか、追い込まれるか、っていうこととかが。で、それを倍返しするかの感じでできるかどうか?っていうののせめぎあいだと思うんですけどね。自分で、どうですか?サディストだと思いますか?

(佐久間宣行)いや、どうでしょうね?僕は、まあたしかにバラエティー番組を作る上ではそうですよね。あとでなんとか、ダメなところを編集でなんとかすることもあるけど。現場ではとりあえず100%を置いてってよっていう感じの追い込み方はします。

(マキタ・夏江)あー!

(マキタスポーツ)100%置いてってか。

(佐久間宣行)置いてってよ(笑)。

(マキタスポーツ)そうなんですよね。たぶんそういうことなんだろうなとは思うんですけど。だからさ、真理としては、100%やらなくても成立するんだったらいいやってぐらいのところはズルいから。芸人とかは。

(夏江紘実)ちょっと甘え的なところは出ちゃいますね。

(マキタスポーツ)座った状態なんだけど。だけど、エイヤッ!って立つっていうことの衝動があるんですよ。ある瞬間。そこを引き出すかどうか?ですよね。

(佐久間宣行)いや、そうですね。その勘所っていうか、その・・・まあ変な話ですけど、芸人さんの性感帯っていうか。その芸人さんの性感帯。

(マキタ・夏江)(笑)

(佐久間宣行)マキタさんの性感帯、あとは、たとえばロバート秋山くんの、ここは秋山くんが本気になんなきゃいけないジャンルとか。そういうことですよね。そこを、会議で延々と話し合っています。だから、みんなで。

(夏江紘実)すごいです。でも、出すのは全部芸人さんなんですもんね。その最後の。

(マキタスポーツ)そうだね。だからいちばん僕、芸人に対しての愛が深い現場だと、僕は、いままで見てきた現場の中ではね。ともすれば、バラエティーとかって酷い括りとかになったりとかさ。『情報バラエティー』とかって・・・そういうところってちょっと人気が出てきた時に、『ちょっとお笑いやってください』みたいな感じとかだったり。だから、基本的にお笑いに対してこの人たちは別に愛があるわけじゃないんだなとかって思うわけ。そしたら、別にもう、まあなりでネタやって、っていう感じじゃん。こっちとしては。

(夏江紘実)そうですね。

(マキタスポーツ)で、ある程度鉄板のネタ持って行ったら、それだけにウケもカウントできるし。ズルい考え方になるんですよ。ところが、ゴッドタンの現場は違いますね。(続く)

<書き起こしおわり>

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