やついいちろう 杉作J太郎・老人への道 トークショーを振り返る

やついいちろう 杉作J太郎・老人への道 トークショーを振り返る エレ片のコント太郎

やついいちろうさんがTBSラジオ『エレ片のコント太郎』ポッドキャストで、杉作J太郎さんと広島県の鞆の津ミュージアムで行ったトークショーを振り返っていました。杉作さんのデタラメなエピソード満載です。

(やついいちろう)(リスナーメールを読む)ラジオネーム、杉作J太郎大好きっ子。『エレ片のみなさま、こんばんは。15日配信のPodcastでは杉作J太郎さん、やついいちろうさんトークショー・老人への道の告知をしていただき、本当にありがとうございました。あの日から私も一日一枚、杉作さんとやついさんのイラストを描いてはtwitterで宣伝する毎日でした。様々な力が結集し、おかげさまで満員で当日を迎えることができました。当日、杉作さんとやついさんが鞆の津ミュージアム前で撮られた写真を見て、いよいよお二人が揃われたのだなと感極まり、路地を泣きながら歩きました。』

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)『老人への道の内容の要点を抜粋させていただきます。1.お好み焼き屋に行って気持は若い70代男性に絡まれた話』。

(片桐・今立)(笑)

(片桐仁)どっちが?

(やついいちろう)これ、俺がです。『2.老人への道 3階にいる話 39才やついさんと53才杉作さんがおなじフロアにいる 3.お酢は体にいい話』

(今立進)(笑)。普通!

(やついいちろう)『4.やついさんの顔はセクシーだ・杉作さんの顔はかわいいと恥ずかしげもなくお互いを褒め合う 5.老いると小宇宙に近づく話 6.杉作さんの最近はまっていることの話 などなど書ききれないほど盛りだくさんであっという間の2時間でした。3分に1度は爆笑の嵐。幸せすぎる1日でした。同席してくれた友人と還暦超えの母も大変に満足しておりました。念願だった点描にサインをいただき、私の大好きツートップに囲まれ3ショット写真。夢は叶うのだなと心に刻みました。是非とも鞆の津にまた来てください』。ということですかね。

(今立進)老人への道。よかったですね。人が入って。

(やついいちろう)大成功ですよ。もう満員で。超満員ですよ。杉作J太郎大好きっ子さんもお母さんと来てて。お母さんがエレ片Tシャツ着てて。

(今立進)えー?着せられたのかな?

(やついいちろう)着せられたのかな?しかも、ガンダムのやつだったんで、結構前のやつを着てましたけどね。

(今立進)あったねー。コントの人のやつね。

(やついいちろう)老人への道でね、2時間。たっぷりしゃべりましたけど。

(今立進)まあね、来てくれた方もいらっしゃいますからあれですけど。

(やついいちろう)そうなんですよ。お好み焼き屋でね・・・

(今立進)お好み焼き屋の、なにそれ?心は若いってことはまあ、いいことだけどね。

(やついいちろう)一応僕ね、音も録ったんで。また俺もエレマガで流そうと思って。全部ね。

(今立進)へー。陽気なおっさん?

(やついいちろう)いや、陽気じゃないよ。なんだろうな?

(今立進)心が若いってことはね、そういう感じになるけどね。

(やついいちろう)詳しくはね、エレマガで見てほしいですけどもね。なんかそこの鞆の津っていうのが鞆の浦っていうポニョとかの舞台になったキレイなところなんですよ。海沿いの。で、もう宮﨑駿さんが1ヶ月間そこの別荘みたいな、ホテルの旅館みたいなところに泊まって、それでポニョの絵を描いたっていう町なんですよ。で、まあ坂本龍馬とかね、そこで船が沈没して。あったでしょ?アメリカのかなんかのとぶつかって。で、沈没したじゃないですか。それでなんか潜伏したりとかして。龍馬伝とかの舞台にも、最近だと流れたりとかっていうすごいキレイな場所なんですよ。広島のね。

(今立進)ふんふん。

(やついいちろう)で、近くにお好み焼き屋があって。そこは85ぐらいのおばあちゃんが1人でやってるの。

(片桐仁)じゃあ有名な場所なんだ。

鞆の津ミュージアムそばの名物お好み焼き屋

(やついいちろう)それはすごい有名かどうかは知らないけど、近くだと美味いっすよっていうから、じゃあ行こう!ってことで俺とJ太郎さんとそこの美術館の人と、J太郎さんのお付きの若い2人とで行ったんですよ。したらもう先客がいて、まずおばあちゃんが焼いている。で、麻雀卓の机ぐらいの鉄板が1個ボン!って奥にあって。それのいちばん奥のところにお好み焼きを焼くおばあちゃんがいるんです。で、両脇におじいさんとおばあさんが座ってたんですよ。で、いちばん手前のところが空いているんですよ。で、もう1個麻雀卓みたいなのがあって、そこには鉄板がないんですよ。ただテーブルがあるだけ。

(今立進)なるほど。

(やついいちろう)で、食べたいのは俺だけで。J太郎さんとかは食べたらしいから。俺が鉄板のところに、ここに座っていいよって言われたから。おばあちゃんに。したら、おばあちゃんが『お前、いくつだ?』みたいに言ってきたんで、『40です』って言ったら『学生さん?』って言われて。まず。で、『40ですよ』って言ったら、『いや、二十才だよ』って言われて。『俺、40っすよ』って言っても、『いや、二十才だ』って言うから。なに言ってるかわかんないんですよ、もう。『なんですか?』っつったら、『私は95だ』って言うんですよ。おばあちゃんが。お客のね。『だから95の私から見れば、お前は40って言っても二十才だ!』っていうことだったらしいのよ。で、『ああそうですか、ありがとうございます』みたいなことを言ってたら、隣のおじいちゃんが酔っぱらってたんですよ。ぜんぜんおばあちゃんと関係ない、1人で来ている。

(片桐仁)関係ないんだ。

(やついいちろう)で、『お前、なにしに来たんだ?』って言うから、『そこの美術館で今日トークショーなんですよ』って言って。で、『来るのはいいけど、お前はこの鞆の浦になにをしてくれるんだ?』っておっしゃって。『いや、鞆の浦になにしてくれる?っていうか、俺来たばっかりなんですよね』って言って。『いや、そうじゃなくて。そういうね、鞆の浦に骨を埋めるつもりはあるのか?』って言われて。

(片桐仁)(笑)。いや、イベント!イベント!

(やついいちろう)『いや、ないというか、僕いま来たばっかりで。それでお好み焼き屋にはじめて座ったばっかりの時なんですよ。だからまだ、骨を埋めるほど鞆の浦のことも知らないんですよ』と。『でも鞆の浦に、キレイやキレイや言うてみんな来るけれども。で、おんしらはそうやってなんかやって、帰るんやろ?それでは困るんじゃ!お前はこの鞆の浦に骨を埋めろ!』って言うんですよ。『俺は、来たばっかり。まず。鞆の浦がキレイってことを知らなかったし、ぜんぜん知らないんですよ』『そういうことじゃないんじゃ』みたいなので、もうなんか聞いてくれないんですよ。

(今立進)あっちは言いたいこと言っているだけで。

(やついいちろう)すげー絡まれてて。だけど杉作さんとかもぜんぜん、隣のテーブルだから。ぜんぜん助けてくれないの。俺だけがずーっと攻撃されて。

(片桐仁)美術館の人も助けてくれないの?

(やついいちろう)なんか言ったんだけど、『おんしもどうなんじゃ!?』みたいになって。みんなに攻撃をするんで、みんな黙っちゃって。それで俺だけが攻撃されてたんですよ。その話ですよ。それでそこに杉作さんが助けに、ちょっとだけ入ってくれて。そしたら杉作さんが本当に口から出まかせで。『俺はここを中心に、世界にこの鞆の浦を売っていきますよ!』って言ったんですよ。

(今立進)(爆笑)。最高だね!

(やついいちろう)そしたら、『お前はそんなこと言って骨を埋める気があるのか?』ってなって。『いやいや、でもあるんですよ』って言うんだけど。それで『世界に売りたい』って言うんだけど、『世界に売るのもエエけども、そもそもお前は鞆の浦に骨を埋めるのか!?』って。『僕は埋めたいですよ!』とか杉作さんが言って。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)言ってるうちに、なんだかんだでヒートアップしちゃって。おじさんも。『そんなこと言っても、知ってんのか?』みたいになって。『僕はこう見えても結構来てるんですよ』みたいな話で、してるんだけど。ぜんぜん聞いてくれない。そのおじいちゃん。信じられないぐらい飲んでたんだけど。突然帰っちゃってさ。もうお好み焼きが焼かれたから。持ち帰りだったの。

(片桐仁)あー、焼くの待ってたんだ。

(やついいちろう)あれ、おじいさんが乗ったのかな?なんか、結構飲まれてたけどバイクの音がしたけどね。乗ったかどうかは定かじゃないけど。

(今立進)姿は消えてた。

(やついいちろう)うん。で、バイクの音がしたっていうだけは・・・『いま、乗ってかなかった?』って。そんなこともありましたよ。もう結構盛り上がりましたよ。一応、老人への道っていうテーマなんですけど。

(片桐仁)場所が良かったんだね、なんかね。

(やついいちろう)うん。いきなりそのおじいさんに絡まれたんで、老人への道の話ができたっていう。

(今立進)そこの美術館はなにが展示されてるの?

(やついいちろう)そもそもはこの鞆の津ミュージアムっていうのは障害とかを持っている人たちのものを飾るミュージアムだったんだけども。この主催の子がいろんなものをここに飾ろうっていう動きをして。そういうのはもうちょっとだけしかなくて。基本的にはテーマで展示してるんだけど、いまはちょうど老人をテーマにして。日本中の、もう本当に老人が勝手に作ったもの、そういうものが所狭しと飾られてたんだけどね。昔、本当に昔、全裸で太陽の塔に突っ込んだ人とか。いま95・6才で生きてる、ダダカンさんっていう人がいて。その人の家に行って、裸で三点倒立してもらう映像とか。

(片桐仁)(笑)。95才でできるの!?すげー元気!

(やついいちろう)とか。あとは普通のスナックのおじいさんが趣味で作っている人形。全部チンコとか女性器になっているお面とかを飾ったりとか。その人、でも欽ちゃんの仮装大賞で優勝経験がある人。器用なんだよね。とか、蛭子さんの絵とかね。そういうのが飾られてて。で、ちょっと前はヤンキー展をやってて。ヤンキーのデコ車とか。

(今立進)ああ、なんかニュースになってたな。

(やついいちろう)その前はなんか死刑囚の絵を飾っていたりとか。そういうテーマ展なんだけど、今回は老人だったからそれに合せて俺も老人で話したんだけど。

(片桐仁)それで老人への道だったんだね。

(やついいちろう)杉作さんも1回そこで展示したらしくて。アイドルのテーマの時に。杉作さんが最近ハマってるのが、ずっと杉作さんはアイドルにハマっていたイメージで。モー娘。とかもハマってたし。だけどもう、AKBも最近までハマってたんだけど、もうダメなんだって。

(今立進)あら、違うところにいってるの?

(やついいちろう)もう腰が痛くて。駅から歩けないんだって、もう。もうちょっとキツい。だから諦めて。『なに最近はハマってるんですか?』って言ったら、『不動明王の股間に水をかけることにハマってる』って。

(片桐・今立)(笑)

(今立進)できるところあんの?それ。

(やついいちろう)あるんだって。っていうか、基本的にチャリなんだよ。Jさんって。で、チャリで40分かけて、毎回蕎麦を食べに行くんだって。あるところに。蕎麦を食べに行く過程に不動尊みたいなのがあって。で、そこの不動明王が夏、すっげー暑そうだったんだって。それでみんなが水を頭からバーッとかけたりしてるから、俺もかけてやろうと思って。中でも、たぶん股間のあたりが。頭ばっかりかけられて股間が暑いでしょ?っていって股間に水をピッてかけて。水をピッピッって股間にかけてて。それで蕎麦食べに行って。そしたら沸々と罪悪感が出てきて。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)不動明王の股間に水をかけて。そんなチンコにだけかけて、なにを俺はやったんだ・・・って思ったら居ても立ってもいられなくなって。それから毎日不動明王に水をかけに行くようになったと。で、それでいま不動明王に水をかけるっていうのにハマってるんだけど、なんか近づけないらしいんだよ。で、遠くからかけるんだって。ピシャーッて。だから、やってもやっても股間にかかっちゃうんだって。ピシャッ!ピシャッ!ってやるから。

(今立進)(笑)。他にかけたいんだけど。

(やついいちろう)他に頭かけたいんだけど、ピシャッ!ってやるとだいたい股間にかかる。

(片桐仁)かけるのは別にいいんだ。

(やついいちろう)水かけ不動みたいなやつだから、かけた方がいいわけ。で、それでピュッピュッ!ってかけるんだけど、だいたい股間にかかっちゃって。その都度罪悪感にかられて、何日も何日も通っちゃうっていう。

(今立進)続いてるっていうのがすごいね。

(やついいちろう)そう。で、そこからなんか2人で思索した結果、なんでアイドルが好きだったか?っていう話になったの。杉作さんが。で、『楽しかったんでしょ?』って言ったら、『もう楽しくない』って言うのよ。最初は楽しかったけど、2回目ぐらいからはもう楽しくなかったんだって。ただただルーチンだったと。で、不動明王に関してもそうで。最初は罪悪感だったけど、ただただルーチンになってきて。そうなると楽しくないんだけど、同じことを繰り返す。それはまさに自転や公転、惑星の動きと同じだなっていうことになって。

(片桐仁)たしかにね(笑)。

(やついいちろう)で、『老いって結局小宇宙(コスモ)やね』ってことになったんですよ。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)宇宙やねって。

(今立進)小惑星の一生だと。人間の。

(やついいちろう)要はなんか気持ちがない状態で動いていることが多いと。それが割と気持ちいいっていうことなのよ。杉作さんは。だからアイドルを好きだったんではないか?と。本当に好きなんじゃなくて、なんか決まった遠心力が1回入ると、ずーっとその力で動いていると。で、ある腰の痛みとかを境に気づくと。『いや、なんでこんなつまらないことを繰り返してるの?』と。

(今立進)ちょっと考えようと。

(やついいちろう)で、やめていま不動尊に水をかけることなんだけど、それはやっぱりちょっと夏、もたなかったって。すぐに飽きちゃったって言っていた。飽きたことで楽しかったけど・・・

(今立進)たしかにね、最初の遠心力がいちばん必要なんだもんね。

(片桐仁)アイドルはそれがすごいんだろうね。あったんだろうね。

(やついいちろう)自転と公転を、やっぱり回り出すから、それは小宇宙だって結論になって老人への道は終わったっていう。最終的には惑星になるんだっていうことになったんですよ。人間は。

(今立進)すごい。壮大な話だね。

(やついいちろう)そしたら杉作さんが聖闘士星矢の『君は小宇宙を感じたことがあるか?』っていうセリフに泣いたことがあるってまた嘘をついたんだけど。

(片桐仁)なんで嘘つくの!?(笑)。

(やついいちろう)たぶん嘘だと思う。

(今立進)結構頻繁に嘘をつくんだね(笑)。細かいやつ。

(やついいちろう)そうです。『嘘じゃない!』って言ってたけど。『そんな好きじゃなかったけど、そのセリフだけビーン!ときてた。自分は昔から。で、いまこれで謎が解決した』って言っていた。『なんできてたんだろう?って思っていたけど、そうか、自分が惑星だったんだ』って(笑)。

(片桐仁)気づいたんだ(笑)。

(今立進)それをやついいちろうが『嘘でしょ?』って。

(やついいちろう)それ、なんで嘘をつくんだ?って言ったけどね。たとえがめちゃくちゃだから。さっき言っていた3階にいる話っていうのも・・・いま老人の、人間を塔と考えたら、上がいちばんの老人と考えたら、いま僕たちは何階にいるんでしょう?っつって。そしたらJさんが『僕は3階くらいです』って言って。『じゃあ僕は?』って言ったら、『やついさんもやっぱり3階』って。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)『なんでですか?だいぶ違うでしょ!』って。『でも、3階上りきったところだから、やついさんは。2階から上ってきて、きたばっかり。自分は3階にいるけど、4階に上がるところ』って言うんだけど、『フロアーが一緒だから。だったら3階と4階でいいでしょ?』って言うんだけど、『いや、それは違う。3階は3階。上りの階段の近くにいるのがJさんで、下りの階段の近くにいるのがやついさん』だと。ということを言ってて。それでみんながちょっとピンとこないと。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)で、『2人とも3階でしょ?だったら・・・』っていう。

(片桐仁)たとえがね。フロアの広さ、関係ない。高さなんだから。

(やついいちろう)っていう話とか。で、途中で寝てたりとかね。Jさん。

(今立進)(笑)。おもしれーなー!

(やついいちろう)俺はわかったけどお客はわかってないんだけど。もう寝てるのよ。完全に。

(今立進)それ、V見てる時とか?

(やついいちろう)違う違う違う。Vはないもん。ずっとしゃべってるだけだから。

(片桐仁)ええっ!?対談でしょ?

(やついいちろう)だからたとえば、なんか言ったとするじゃん。『ポテトチップス美味しいですね』とか言ったとするじゃん。Jさんがね。『それ、どういう意味ですか?』って言ったら、『なんですか?』って言うわけよ。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)で、『えっ、なんですか?じゃなくて、ポテトチップス美味しいですか?って言いましたよ』って言ったら、『ポテトチップスが美味しいですか?って、言ったんですか?』って言うから・・・

(片桐仁)もうヤバい!Jさん、7階だよ!7階!(笑)。7・8階いってるよ!

(やついいちろう)『いま言ったじゃないですか!』って言ったら、『ポテトチップスはね、やっぱり美味しいですよ。美味しいですよね』って言って、また話を変えたりすることが何度かあったのよ。だから俺は、寝てるなって思ったんですよ。何度もありましたよ。それは。

(今立進)へー、面白いね。やっぱし。すごいね。

(やついいちろう)そうですよ。だから、結局お酢は体にいいっていうのもこれですよ。老人への話になり。で、『やついさん40才なのに、なんか元気だ。妙に。なんかやってるんですか?』っつって。『なんもやってないっす』っつって。『食べ物に、なんかあるでしょ?』って杉作さんが言うから、『なんもないっす。強いて言えば、福しんに行って麻婆豆腐をたのんでそれに酢をめっちゃかけて、しかも別に美味くなるわけじゃなくて不味くして食ってます』って言ったら、『それだ!酢だ!』ってなって。

(今立進)すぐ食いついてくるなー(笑)。

(片桐仁)短絡的なんだよ、短絡的。

(やついいちろう)で、自分も老いちゃった時に、一時期。回転寿司をすげー食べたら元気になったってことがあったらしくて。で、自分は魚だと思ったけど、酢飯だったんだ!ってなって。これは画期的ですよ!ってなって。『健康には酢がいいんだ!これは初めての言論ですよー!』って杉作さんが言い出して。『酢が健康にいいって、もうずーっと言われてますよ!』って言ってるんだけど。『酢だ!』って言って。

(今立進)さすがだなー(笑)。

(やついいちろう)『これはすごいですよ!』って。『いや、酢なんてぜんぜん普通ですから』。

(今立進)適当だなー(笑)。

(やついいちろう)『えっ?酢が健康になるって?言いました?』。

(今立進)また寝ちゃったじゃねーかよ(笑)。

(やついいちろう)『言ったじゃないですか、酢が健康になるって!』

(今立進)怖いわ、そんな人とトークしてたら・・・(笑)。

(やついいちろう)『健康になるんですか!?まあ、そんな話もあるんでしょうけど。・』『いやいやいや、杉作さんが言ったんでしょ?』『いや、そんなことよりね、やついさん・・・』。

(片桐仁)話、終わっちゃった(笑)。お酢の話、終わっちゃった。

(やついいちろう)これ、これ2時間。

(今立進)超面白い(笑)。すごいなー、Jさん。

(片桐仁)腰砕けだね。あの人が老人だね。

(やついいちろう)面白いんだよ、杉作さん。話をさ、好きなことしかしゃべんないから。もうなんだかわからないんだよ。最初に思いついたことをしゃべるから。だからお好み焼き屋の老人の話も、なんにもなく『絡まれたんですよー。ねー、あのお好み焼き屋の鉄板に座ったら・・・』ってもういきなりだから。わかりやしない。いつかもわからないし、どこかもわからないし。

(今立進)何の話?っていうね。

(やついいちろう)だから『今日、ここで・・・』っていうのを言ったりとかしている間に、寝ちゃうんですよ。

(片桐仁)(笑)

(今立進)『なんですか?お好み焼きの話って?』って。

(やついいちろう)『そうなんですよね、やついさん!お好み焼き屋!』

(片桐仁)絡まれたんですか?

(やついいちろう)それは言ってた。絡まれたのは知ってるけど。事件はわかるんだけど、その話をすごいしたいのに、みんなにわからせるまでの説明を俺がしてる間に、したいけどできないから寝ちゃうの。

(一同)(笑)

(片桐仁)その絡んでいる人もJさんも一緒だよ!

(今立進)なんなの?バッテリー節約法、やめた方がいいよ。それ。

(やついいちろう)っていう感じだったの。

(片桐仁)エレ片きた時、そんなんじゃなかったもんね。すごいちゃんとしてたもんね。

(今立進)そうだね。アイドルの話ね、してね。

(やついいちろう)寝てなかったって言ってた。でもその杉作さんが、1人でトークショーをやってたんだって。この鞆の津で。もう3回やってたんだって。

(今立進)はー、好評なんでしょうね。

(やついいちろう)人もあんま来ないって。

(今立進)(笑)

(やついいちろう)『人はあんまり来ない』って言ってた。ただなんか、みんなJ太郎さんが好きだから呼んでるんだって。で、5時間とかしゃべるんだって。

(今立進)すごいな!

(やついいちろう)で、『どういう話なんですか?』っつったら、もうあっち行ったりこっち行ったりした話をあっち行ったりこっち行ったりしてしゃべって。最後なんか、なんだったかな?なんか、家にあるもの占いみたいなのをでっち上げて、その場で。全員にやって。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)全員にやって終わったんだって(笑)。

(片桐仁)それは時間かかるわ。全員にそれやったら。

(今立進)えっ?自分の家に、占われる方の家にあるものを言うってこと?そしたら・・・

(やついいちろう)だから定かじゃないのよ。本人もよくわかってないし。その場のテンションでしゃべっているから。で、その美術館に泊まって寝てたっていうしね。もう1ヶ月間、生活してたの。で、四角いフロアーがたしかにあって、そこはなんかちょっと老人の中でも蛭子さんとかの展示があったところなんだけど。そこが杉作さんの部屋だったらしくて。一緒に美術館、一応行ったんだけど、蛭子さんの展示もそこそこに、『懐かしいなー、ここ!眠くなるなあー!』って(笑)。

(一同)(笑)

(片桐仁)お客さんは毎日見れたんだ。J太郎さんが。

(やついいちろう)Jさんそこでずーっと寝てて。で、Jさんは全裸じゃないと寝れないんだって。

(今立進)(笑)

(やついいちろう)だからそこで・・・(笑)、全裸で寝てて。で、朝起きれないから、全裸で寝てる人を『杉作さん、Jさん、始まっちゃったよ』っつって。したら、チンコ放り出してジジイが寝ててさ。53の。

(片桐仁)アートだなー。

(やついいちろう)『ああ、寝てた・・・』って。

(片桐仁)『寝てた』じゃねーよ(笑)。

(やついいちろう)『いいんですよ、やついさん、ここの美術館は。よく寝れるんだー!』って。

(今立進)ないよ、他に美術館で寝れるところなんて。

(片桐仁)眠かったのもあって、眠くなりやすい場所だったんだね。

(やついいちろう)1ヶ月、寝てたらしいよ。そこで。

(片桐仁)1ヶ月寝てるっていう作品なの?

(やついいちろう)作品じゃないんだけど。なんかLOVE、愛をテーマにした展覧会だったらしくて。で、杉作さんを調べていたら、そこのミュージアムの人が。杉作さんの部屋がアイドルのポスターだらけだったんですよ。コラージュで。で、まさにこれは愛じゃないか!ってことで、杉作さんの家をそのまま持ってきたんだって。

(片桐仁)なるほど。家具とか全部。

(やついいちろう)だからその四隅を杉作さんの家に完全にして。ポスターを貼って、全部家具を持ってきてみたいな。

(今立進)すげーな、引っ越しだよ、引っ越し。

(やついいちろう)そこに杉作さんの部屋を完全に再現したから、杉作さんは家に帰っちゃったかなと思って、チンコ放り出して寝ちゃったっていう。

(今立進)(笑)。せめてさ、そこの美術館の人が起こしなさいよ。それ。なんでお客さんが起こさなきゃいけないの。

(片桐仁)現代美術だね。

(やついいちろう)だからそういう意味では作品の中にいるわけだから。リアルっちゃリアルだよ。寝てるわけだから。

(今立進)起こさないっていう方向もあるしね。

(やついいちろう)で、全裸で寝てるわけだから。Jさんが。そいで起きて、みたいなのをやってたって。それ2年半前ぐらい。いまはもう、住んでないよ。いまは違うから。で、今回3回目か4回目で。Jさんから『もう1人のトークは勘弁してほしい』っていう願いがあり・・・

(今立進)占いもないよって。

(片桐仁)5時間しゃべっちゃうんだから。

(やついいちろう)それで今回は2人でやったんだけども。

(今立進)面白かったね。

(やついいちろう)面白かったですよ。杉作さんは。車で来てたしね。3人で。

(片桐仁)寝ないで。

(今立進)すごいね。広島まで。

(やついいちろう)寝ないで。

(今立進)そりゃあ寝ちゃうわ。

(やついいちろう)でもまあ、若い子が2人いたから。その子たちも運転してるんだけど。その3人の関係がまたいいんだよね。杉作さんが53。たぶんあの男の子たちは28・9だと思うんだよな。男の墓場プロの。お好み焼き屋でさ、俺を助けようと思ってくれたのか、3人で1枚たのんだんですよ。お好み焼きを。で、俺はズレて。で、その3人がそこに入ったら、またそのおじいさんから説教がずっとあったんだけど。それでもなんとか『宇宙にこの町を宣伝します!』っていう杉作さんの詭弁があって、帰っちゃったんですよ。もうちょっと、おかしい対決勝ったんですよ。だから。帰っちゃったんですよ。で、3人でこうやっていて。したら、今度おばあちゃんがお好み焼きを切ってくれたんですよ。

(今立進)作ってくれる。

(やついいちろう)作ってくれるんですよ、おばあちゃんが。すっげー安いの。350円。いちばん安いの。400円とか。豚玉でもそんなもんで。

(今立進)安っいなー。

(やついいちろう)で、切って。コーン!コーン!コーン!って3人で分けたんですよ。したら、1人だけ大きかったんですよ。そのお付きの男の子のが。で、杉作さんともう1人のお付きの男の子はちっちゃかった。で、そういう話があって。それの状態があって出た時に、『やっぱりお前だけ贔屓されたな』って杉作さんが言い出して(笑)。で、よくよく聞いたら、前に1回だけ来たことがあるんですって。そのお好み焼き屋に。で、そん時も、その子が杉作さんと来て。で、3人がさっき言ったように四隅で3人が座れるわけですよ。3人座って、杉作、その男の子、で、美術館の人。で、おばあさん。で、3つを焼いてもらったと。で、その時にその男の子だけに、『じゃあソースをかけましょうかね』って言って、おばあちゃんがソースをかけて、ちゃんと切ってくれたと。

(今立進)うん。

(やついいちろう)で、そのソースを返す刀で杉作さんとその美術館の人にあげるのかと思ったら、『私もかけちゃおう』って言って自分のお好み焼きにソースをかけて。で、その2人にはかけてくれなかった事件があったんですって。

(片桐仁)(笑)。ダメだろ!ソースかけてくれないの。

(やついいちろう)それでおばあちゃんがその子のことを好きだって杉作さんが言って。っていうことがあったの。で、今回も『どういうことをするんだ?あのおばちゃん』って思って見ていたら、案の定、その子にいちばん大きいのをあげて。で、2個やって。『お前の顔を見て、ちょっとはにかんだな』って杉作さんが言って。

(今立進)(笑)。これを言ってどうなんだよ?

(片桐仁)ちっちぇー!(笑)。

(やついいちろう)『正直、僕もそう思います』って言って。かなりその愛情というか、狙われる感がビンビン来てて。『かわいらしいし、いいと思います』とか言っていて。杉作さんも『いや、あの人も相当女だね』っつって。『若い時、美人だな』っつって。

(今立進)まだまだ、そういう嗅覚があるんだね。

(やついいちろう)そのやり取りをまだやれてるんですよ。お前がいちばん愛されてて・・・みたいなのをまだやってたんですよ。53なのに。

(今立進)だってもう、年齢的には勝ち目がないからね。

(やついいちろう)だから、すごい青春がまだまだ続いてるんですよ。杉作さんは。

(今立進)同期ぐらいで見てるわけだもんね。同級生ぐらいでね。

(やついいちろう)そう。28ぐらいのと。お前だけ愛されてるって。

(今立進)なんで俺には来ないんだ?ってことだからね。

(やついいちろう)そう言ってた。結構ああ見えて顔とかブサイクって言われるの嫌だって。

(片桐・今立)(笑)

(今立進)やっぱり(笑)、そこがいいよね。なかなか、そういうのも排除したくなるもんね。大人になると。

(片桐仁)枯れてくるからね。そういうのね。

(今立進)そういう気持ちはない方が大人なのかな?って思っちゃうけど。

(やついいちろう)『すっごい嫌だ』って言ってた。杉作さん。『顔がブサイク』って言われるの(笑)。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)でも知らないからテレビの人とかにたのまれて。で、いい加減だから企画書も読まないんだって。で、なんとなく行ったんだって。したら、『今回、こんな企画をよく受けてくれましたね!』って言われて。『ああ・・・』って言ったら、杉作さんが普通に路上よ。で、キスさせてくれる人を探すっていうロケだったんだって(笑)。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)しかも、よく見たら『杉作・・・えっ?僕が持ち込んだ企画なんですか!?』って(笑)。

(一同)(爆笑)

(やついいちろう)なってて(笑)。『これ、僕が持ち込んだんですか!?』ってなって。『はい、杉作さんが持ち込んだってことで。で、さすがに杉作さんとキスしたいっていう人はいないですから、サランラップをあげますんで、サランラップの上からだったらいいでしょ?っていうことで。よくこれやってくれましたね!』とかだったんだって。

(今立進)きっついなー!

(やついいちろう)キツいじゃん(笑)。

(片桐・今立)(笑)

(今立進)逃げ場ないじゃん。自分が持ち込んじゃった。

(やついいちろう)で、嫌々行ったら全員に、もちろん9割9分断られて。で、理由が『顔が嫌い』って。『顔が嫌だ』って言うんだって。で、杉作さんがいないところじゃなくて、杉作さんと面と向かって。『どこが嫌なんですか?』って聞いたら『顔が嫌だ』と言うんだって(笑)。それで、カップルがいて・・・

(片桐仁)その番組、なんだよ!その番組、すげーよ!(笑)。

(やついいちろう)そのカップルの男がいて。で、男は杉作さんを知ってるのかわからないけど、『いいじゃん』と。で、彼女に杉作さんと。『ラップもあるし、いいじゃん。面白いし』って言って、彼氏が『いいよいいよ!』っつって言ったのに、『嫌だ・・・』って。『なんで?』『顔が嫌だ』っつって。『顔が』っていうのを言われ続けてきたから、『もう怒ったりとかじゃないけど、僕ね、切れちゃいます』って(笑)。

(片桐・今立)(爆笑)

(やついいちろう)怒ったりじゃない、切れちゃう。なんかもう電源みたいなものが。怒ったとかじゃないよ。頭だけじゃなくて、もう電源みたいなものがブチッ!って切れちゃうんだって。もう。

(今立進)あー、面白い(笑)。

(やついいちろう)切れちゃったんだって。

(片桐仁)で、結局したの?

(やついいちろう)で、結局なんとかしたのかわかんないけど。そんなことよりも、もう全員に面と向かって。『そんなに人に対して、人の価値を顔で判断するなんてのは、こんな下品なことはないんですよ!』っつって。

(今立進)あー、面白い。すっげー面白い。でも元を正せば企画書を読んでないからなー(笑)。そこなんだよ。

(片桐仁)自分が持ち込んだことにさせられちゃってるんだもん。

(やついいちろう)でもなんか、大丈夫そうな気がするでしょ。きっとね。わかるんだけど。ぜんぜん違うのよ。もう本当、嫌で嫌でしょうがない。そういうの。傷ついちゃっている。でも持ち込み企画だから。『やりたいんですよね?』ってことだから。

(今立進)見てる人に、よりそうJさんはそういう人だって思われてね。それを見て。

(やついいちろう)なっているし。で、やりたいけど、なかなか断られちゃっても頑張るみたいな。すっごいキツいよ。

(今立進)いや、これはコントだねー!

(やついいちろう)執着してるっていう人になっていて。だから『人を顔では僕は判断しません!』って言って。そう言ってたんだけど、でもお好み焼き屋のおばあちゃんに『あれは美人だったな』っつってたから、言ってることと違うなと思って(笑)。

(片桐・今立)(笑)

(やついいちろう)やたら顔のことを言うから。『若い時は美人ですよ、あれは。だからお前、行けよ!』って。『顔で判断してるじゃないですか』って言って。『いやいやいや、そんな下品なことは・・・』。

(片桐・今立)(笑)

(今立進)いやー、愛すべきですね。本当に。J太郎さん。

(やついいちろう)言ってたよ。その話をね、2時間。おかげででも、J太郎大好きっ子さんがね、がんばってくれて。

(片桐仁)会ったんだもんね。

(やついいちろう)会った。会ったけど、面白かったなー。だって『セックス同盟』って書いてあるTシャツ着てるんだよ。

(片桐・今立)(笑)

(片桐仁)それ、杉作さんが出したTシャツなの?

(やついいちろう)そう。杉作さんの男の墓場プロっていうののセックス同盟ってやつを杉作J太郎大好きっ子ちゃんが着てて。大好きっ子ちゃんのお母さんがエレ片Tシャツ着てて(笑)。

(今立進)攻めた趣味してんなー。

(やついいちろう)すっごいな!と思って。杉作さんが驚いてたもん。『僕が出した中でもいちばんこれ、いちばん着れないやつですよ!』っつって。でもすごい満員で、みんな楽しんで帰ってくれて。

<書き起こしおわり>

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