町山智浩が語る『花子とアン』蓮子のモデル 柳原白蓮の壮絶な人生

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町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、NHK朝ドラ『花子とアン』で仲間由紀恵さんが演じる葉山蓮子のモデルである歌人、柳原白蓮の壮絶な人生について語っていました。


(町山智浩)今日の映画っていうか、ぜんぜんいきなりなんですけど(笑)。いま、『花子とアン』って見てます?

(赤江珠緒)見てますよ!赤毛のアンの、翻訳された・・・

(町山智浩)あれ、すごいことになってますよね。いま、展開。あの蓮子さんっていう、仲間由紀恵さんがほら、やっているお嬢さんが、福岡の炭鉱王のところに嫁いだじゃないですか。あの人、本当はすごい人なんですよ。歴史上の人物で。

(赤江珠緒)えっ、あの炭鉱王?

(町山智浩)蓮子さん。蓮子さんね、白蓮っていう名前の歌人なんですよね。

(赤江珠緒)あ、実際に白蓮さんなんだ。ドラマの中では白蓮っていう名前を使いたいっていう話が出てきましたけどね。

(町山智浩)そうそうそう。あの人、歌人になって、要するに炭鉱王とのめちゃくちゃな生活を全部歌にしてっちゃうんですよ。

(赤江珠緒)ええっ!?

(町山智浩)炭鉱王っていうのはものすごくたくさんの妾を抱えてて。もうぐっちゃんぐっちゃんなんですよ。もう。行ってみたら。で、この白蓮さんはいろんな本にもなっているんですけど。調べるといいと思うんですけど。日本の歴史に関わってくるような人物なんですよ。

(赤江珠緒)えっ!そうなんですか。

(町山智浩)最終的には世界連邦というですね、いまも続いている運動なんですけど。世界から国というのを無くして、全てそのアメリカみたいに世界連邦っていうひとつの国にしようっていう運動にまで参加するようになるんですよ。

(赤江珠緒)ええっ!蓮子さんの運命ってそんな風になっていくんですね。

(町山智浩)ものすごいことになってきます。今後。NHKで放送できないような内容なんですよ。実際は。

(赤江・山里)ええっ!?

(町山智浩)ぐちょぐちょですから。セックス関係が。

(赤江珠緒)あ、そうですか!

(町山智浩)その後。あの、赤江さんにいうと、昼メロで何年か前に流行った『真珠夫人』っていうの、ありましたね。

(山里亮太)あった!小沢真珠ちゃんのやつ。

(町山智浩)あれが、蓮子さんのモデルになった白蓮さんの話をソフトにした内容なんです。

(赤江・山里)あれでソフト!?

(町山智浩)真珠夫人はモデルが白蓮なんですよ。ただ、白蓮の実話の方が凄まじいんです。

(赤江珠緒)あ、そうなんですか!

実話の方が凄まじい

(町山智浩)そう。たとえば旦那をコントロールするためにわざわざ自分で妾を探してきて拾って、そのまま住まわせたりするんですよ。で、旦那と三人で寝たりするんですよ。

(赤江珠緒)えっ!仲間由紀恵さんのいまのイメージとぜんぜん違う感じですね。

(町山智浩)だからNHKで放送できない内容なんですよ。

(山里亮太)えっ!そんなの描いてくんですか?これから。

(町山智浩)できないと思います。これ、できないと思うのと。あと、白蓮の人生っていうのはそれだけで一年間の大河ドラマにできるぐらいの内容なんですよ。だからそれをあの赤毛のアンの翻訳者の話にシナリオ作家の人が入れこんだんですけど。それはフィクションなんですね。実際は同じ学校に通ってたんですけど、友達ではなかったらしいんですよ。

(赤江珠緒)あ、そうなんですか。

(町山智浩)村岡さんとは。ただ、それを入れたんですけど、白蓮の方がデカすぎるんですよ。存在が。いま林真理子さんが何年か前に白蓮のことを書いた『白蓮れんれん』っていう本があって。ほとんど絶版になっていたのに、いまこの花子とアンでもって、いきなりamazonでもって25位まで上がりましたからね。


(赤江珠緒)あっ、わー、読んでみたい!

(町山智浩)いま、集英社ぜんぜん刷ってなくてね、大慌てしてると思うんですけど。まさか出てくると思わなかったので。NHKのドラマの中に。まあ、すごい話でね。大変ですよ。

(山里亮太)そっか、花子とアン、面白いんだ。

(赤江珠緒)面白いですよ。

(町山智浩)そうなんです。蓮子さんっていう人はね、はっきり言うと、この人大正天皇の姪になるのかな?いとこだ。大正天皇のいとこですね。実際は。

(赤江珠緒)あ、そうなんですか。華族の方でね。

(町山智浩)華族の方なんですよ。それでまあ、お母さんがね、芸者さんだったんで。いわゆる婚外子だったんで、ああいう事態になっていくんですけども。実際はなんていうか、皇族の血をついでるんですよ。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)という、すごい話があって。調べるといいと思いますよ。

(赤江珠緒)そうですね。いまこちらでも、朝の連ドラ大ブームですから。

(山里亮太)すごい・・・あ、町山さん、あまちゃん以来、また・・・花子とアンにも。

(町山智浩)いや、だから僕、これね、花子とアンの村岡花子さんを超えた人物を入れちゃっているから、これ大丈夫かな?って思ってるんですよ。

(赤江珠緒)あ、そうだったんだ。

(町山智浩)存在がデカすぎるんですよ。白蓮っていう人は。

(赤江珠緒)へー!そんなドラマチックな人生を送った女性だったんですね。

(町山智浩)ドラマチックな人生ですよ。だって、日中の国交とも関係してくるんですよ。

(赤江・山里)ええっ!?

(町山智浩)大変なことなんですよ。

(山里亮太)これから描かずにいけるんですかね?そんなすごい人を。

(町山智浩)そうなんですよ(笑)。というね、話があってですね。歴史っていうのは面白いですけどね。女の人っていうのは、影の存在みたいになっちゃっているんですけど。実際はね、表に出ない形で歴史を動かしたりしているっていう話を今回しますね。はい。

<書き起こしおわり>

[参考リンク]柳原白蓮 – Wikipedia

後日、たまむすび放送の中で町山さんと赤江さんが白蓮さんについてまた話しをしていました。

(赤江珠緒)町山さんに教えていただきました、蓮子さんのお話。『花子とアン』の。いまね、読んでますよ。『白蓮れんれん』。林真理子さんの。

(町山智浩)あ、どのへんまで行ってます?

(赤江珠緒)ええとね、そんなに進んでないですけども。蓮子じゃなくて、燁子(あきこ)さんだったんですね。

(町山智浩)あ、だから白蓮っていうのは歌人としての名前なんですよね。

(赤江珠緒)ね。いろいろ発見があって、楽しく読ませていただいています。

(町山智浩)後半、楽しくないですよ。ドロッドロ、ドロドロドロですよ。本当にかわいそうな目にあうんですよ。大変なね。はい。

(山里亮太)でも、朝ドラの方は、話としては外れてきてるんでしょ?

(赤江珠緒)いや、ちらちらと朝ドラの方にも出演されてますけどね。

(町山智浩)朝ドラの方でも、ちらちらと。背後にあるんだよってことを見せてますよね。はい。あの手紙を書くじゃないですか。仲直りをしましょうみたいな。喧嘩別れしたでしょ?あの・・・ええと・・・なんだっけ?

(赤江珠緒)花子さん。

(町山智浩)花子さんと。

(山里亮太)主人公ですよ!?

(町山智浩)(笑)。ごめんなさい。主人公、影薄くてさ(笑)。

(赤江・山里)(笑)

(町山智浩)花子さんにあの、仲直りの手紙を書こうとするシーン、あるじゃないですか。あの手紙とか、なんか実物残っているみたいですね。東洋英和女子だっけ?なんかに。

(赤江珠緒)そうなんですか?

(町山智浩)うん。だから結構なんかいろいろ生々しいものみたいですね。話として。はい。あの意地悪な伯爵のお兄さんとかいるじゃないですか。あの人とか、とんでもないことになるんですよ。本当は。

(赤江珠緒)そうなんだー!

(山里亮太)知ってるんだ。町山さん。

(町山智浩)言わないですが。調べるとわかります。はい。

(赤江珠緒)ね。実在の方ということで。

(山里亮太)これ、どうやらまたハマってるな。朝ドラに。町山さん(笑)。

(町山智浩)いえいえ(笑)。

<書き起こしおわり>

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