ケント・モリが語るマイケル・ジャクソンThis is itオーディション

ケント・モリが語る マドンナの魅力と超大物ミュージシャンとの出会い 西寺郷太TAMAGO RADIO

ダンスアーティストのケント・モリさんがTBSラジオ『西寺郷太TAMAGO RADIO』に出演。マイケル・ジャクソンのファイナルツアー『This is it』のオーディションについて、改めて語っていました。

(西寺郷太)今夜のゲストはダンスアーティストのケント・モリさんです。

(ケント・モリ)よろしくお願いします。

(西寺郷太)いやいやいや、この第二部といいますか。21時からのコーナーでは、もうちょっと、より深く。いま前半は愛知で生まれて、それでいちばんすごい人たちに直接踊って刺激を受けたいということでアメリカに行かれて。で、いろいろオーディションを受ける中でマドンナとの契約を取ったと。で、2008年、それでツアーをまわり、2009年に延長したらマイケルのThis is itがありますよという発言があって。で、ダメ元で受けに行ったら・・・マドンナとはどうなるかわかんない状態でオーディションに行ったわけですよね?

(ケント・モリ)はい。

(西寺郷太)で、マイケルの前で踊ったと。そしたら、『ケント・モリ』って言われたと。いう中でマイケルが亡くなり。それだけども、マドンナが許さなかったんですね。『自分の契約があるんだから守りなさい』と。

(ケント・モリ)まあ、普通のことなんですけどね(笑)。

マイケルトリビュート

(西寺郷太)まあ、普通のことですけどね。それで結局、ケントも次があるかもしれないと思って一生懸命やっていた時に亡くなって。で、亡くなった後のO2アリーナ。マイケルがThis is itでやろうとしていたそのステージに、そもそも立つはずだったマドンナが、そこにケント・モリをフィーチャーしたマイケルトリビュートのシーンを作ったと。で、世界中に配信されてみんながびっくりしたみたいな話があったということなんですけども。まあ、僕としても、そのThis is itのオーディション。いろいろ話してこられたと思うんですけど。ラジオで僕が直接聞くのが初めてなので。どういう感じだったんですかね?その・・・まず集まって。それも、自主的に行くんですか?なんか、手紙かなんかが来るんですか?踊れてる・・・

(ケント・モリ)そうですね。あの、いちばん僕が緊張した場所でもあるんですけど、エージェントを通してですね、招待というか。そういう形でセレクトされたダンサーがそこに向かえるという感じで。じゃないと、本当世界中からみんな・・・まあ、行きたい人はもうとんでもない数いるっていうこともあって。まあ、実績のあるダンサーだったりとか、これに相応しいだろうというダンサーがある程度絞られた中で。

(西寺郷太)それでも、何人ぐらいいたんですかね?あれ、ダンス・・・

(ケント・モリ)トラヴィスが言っていたのは、5000人って言ってましたね。

(西寺郷太)5000人!?で、何人受かるの?

(ケント・モリ)5000人で、いちばん初めに、僕の記憶が正しければ男のセレクトされたのは7人だったと思います。で、女性が3人。

(西寺郷太)へー!でもほら、This is itの映画を見てるとさ、『僕は○○から来ました』『オランダから来たよ』とかいろんなことを言うじゃん?ってことは、もう世界中のトップダンサーに。ある程度の情報がいって、『じゃあ行きます!』っていうことで。

(ケント・モリ)そうですね。

(西寺郷太)ちなみに、質問なんですけどそこに行くのは自費で来てるんですか?みんな。

(ケント・モリ)あ、それはもう絶対自費ですね。それこそ、オランダから来てるとかオーストラリアから来てるっていう人たちは、たぶんダンサーの、行くんだっていう友達がいて。それがあるってことを聞いて、招待されてなくても。それこそ受かったダンサーの彼はそのオーストラリアからただただ飛んで。で、その現場にもう着いて。で、オーストラリアから来たっていうことをトラヴィスに話したら、トラヴィスは『受けるだけ受けて行きな』って言ったら、本当に実際受かって、みたいな子とかもあるので。なんか・・・

(西寺郷太)5000人中の7人にケントはまず、呼ばれたと。なんか聞いた話によると、いちばん最初に名前を呼ばれたって聞いたんですけど。

(ケント・モリ)名前を呼ばれたのは2・3番目だったんですけど。その後に、女性のダンサーたちがやっている時に、控室というか。僕らが終わったんで。僕らは呼ばれてマイケルに会った後ですね。で、なんか話ししてる時にディレクターの、ケニー・オルテガか。

(西寺郷太)ケニー・オルテガ。結局、映画の監督にもなりました。

(ケント・モリ)ケニーが僕のところに来て、『MJがいちばん最初に選んだんだよ』って言ってくれて。僕はもうその時、もう受かった後だったので、もうその時点で興奮してたんですけど。それを言ってくれたのかな。

(西寺郷太)なるほどね。いやいやいや、それで、そん時、これを絶対やろう!と思ってたわけでしょ?マイケルのダンサーになるぞっていう。

(ケント・モリ)そのために生まれてきたぐらいですからね。本当に、僕はこれ受かって、これが人生のミッションだったというか。で、もう終えたら、正直ダンスの世界にももう未練がないなと思っていたし。これでもう、正直2年間の契約だったんですけど、この2年後に僕は引退してもいいなって思っていたぐらいの気持ちで。

(西寺郷太)そうだろうね。

<書き起こしおわり>

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