吉田豪さんがニッポン放送『プチ鹿島・長野美郷GoodJobニッポン』で、話題の木嶋佳苗さんのブログについて語り合っていました。
(プチ鹿島)ちょっと豪さん、それとは別にね、話したいことがあって。木嶋佳苗の。週刊文春で『私の心を奪ったジャーナリスト』。ブログをいよいよ・・・
(吉田豪)ブログを解説したんですよね。獄中から。その開設のきっかけっていうのが、びっくりだったんですね。
(プチ鹿島)『私の心を奪ったジャーナリスト』っていうのが誰か?と思ったら、青木理さんという。
(吉田豪)青木理さんという、結構ダンディーな、モテる方がいまして。
(プチ鹿島)最近、ワイドショーにも出てますね。
(吉田豪)そうですね。まあ、酒を飲むとイヤらしいんですけど。そういうのも出さず、非常にダンディーなムードを出すんで女性受けが非常にいい方なんですけどね。
(プチ鹿島)声も低くてね。
木嶋佳苗から青木理へのラブコール
(吉田豪)で、案の定そこにコロッといって。他の犯罪者の本を青木さんが出したことにジェラシーを抱いて。『私はいままでの人生で嫉妬をしたことはないんだけど、今回初めて嫉妬した』ってことで。『それが悔しいからブログを始めます!』みたいな(笑)。
(長野美郷)なるほど。
(プチ鹿島)すごいんですよ。塀の中でですよ。
(吉田豪)もし青木さんが私を取材したら、ドキドキしちゃってどうのこうの、みたいな。完全に恋する乙女のラブポエムみたいなことを書き始めていて。
(プチ鹿島)だからなんだったら、青木さん取材に来て!この拘置所に、みたいな。
(吉田豪)完全なラブコール。
(プチ鹿島)もう世界観がおかしくなってるんですよ。
(吉田豪)青木さん、面識があるんで。僕らは完全に『青木さん、行かなきゃダメだ!』っていう(笑)。
(プチ鹿島)ですよね。
(吉田豪)行かなきゃ!ここまで言われたら!って。
(プチ鹿島)週刊文春に、『青木氏に木嶋のブログを見てもらうと、困惑しながら』って。困惑してるんですよ。
(長野美郷)そりゃ、そうですよ。
(吉田豪)で、文春が木嶋被告に会ってコメントを取ってるんですけど。それがまた衝撃で。『私は獄中入っていたから、壇蜜さんとかあまり知らないんですが。壇蜜さんを知ったきっかけというのが・・・』週刊SPA!のグラビアン魂っていう連載が、みうらじゅんさんとリリー・フランキーさんでやってるんですけど。『私はその2人が好きなので、この2人が推す壇蜜さんっていう人はどういう人なのだろう?と思って興味を持ちました』っていう。木嶋佳苗がリリーさんとみうらさんを好きだっていう。衝撃事実ですよ!
(プチ鹿島)すごいって言ったらあれですけど、どこまでおさえてるんだ?ってことですよね。
(吉田豪)なんだろう?だから、サブカルっていうのはもう存在しないんだなって。もう、どメジャー。
(長野美郷)サブじゃないんですね。メインですね。
(吉田豪)恐ろしい。
(プチ鹿島)もう、リリー・フランキーとみうらじゅんが推してるんだったら・・・ってことで。木嶋佳苗がそれで壇蜜を推すんですよ。すごい。で、またね、前もチラッと言いましたけど、木嶋佳苗というのはやっぱり塀の中にいても、どこかセレブ感を出してるんですよ。だからこの小説に書いたんですけど、青木さんの本ですね。『青木さんは死刑関連の書籍も出されていて、それも読んでいたんです。でも忙しくて、今回の本はなかなか読めなかった』。でも忙しくてって、拘置所の中でなにが忙しいんだ?っていう話ですよ。
(吉田豪)まあ、自伝執筆してますからね。
(プチ鹿島)そうですよ。だからそこでも、『忙しい私』っていうのをうっすら演出しているのがすごく可笑しくて。
(吉田豪)ブログでも読書家ぶりをすごく書いてるんですけど、主に書かれているのは高橋ヒロシ先生のマンガの。ヤンキー漫画の話ばっかりで(笑)。
(プチ鹿島)で、文春が今週のあれですけど。3ヶ月ぐらい前かな?女性週刊誌が木嶋佳苗に会いにいって、それをまとめたのを出したんですけど。それにもやっぱり、『東京拘置所のあそこのパンが美味しい』とか。もう、なんて言うか美味しいもの情報を発信してるんですよ。これ、なかなかのタフだなと思って。
(長野美郷)なんかお話だけ。『このパンが美味しいの』っていうことだけを聞いているから、まるで拘置所の中の話とは思えないんですよね。
(プチ鹿島)そうでしょ?まるで、そのパンが食べたいがために拘置所に入った私、みたいな感じでしゃべってるんですよ。
(長野美郷)なんかちょっといままで感じたことのない感覚ですね。
(吉田豪)自分に関する本を出した人たちに対する手厳しい意見もすごいし。強いですね。
(プチ鹿島)すごい。だからこれ、ものすごい怪物と言ったら・・・
(吉田豪)怪物ですね。青木さん、行かないと!
(プチ鹿島)青木理さんね(笑)。
<書き起こしおわり>