宇多丸 松井寛との共演曲『UNIVERSE OF LOVE』を語る

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宇多丸さんが東京女子流のプロデューサーなどで知られる松井寛さんのソロアルバムに参加。宇多丸さんがフィーチャーされた曲、『UNIVERSE OF LOVE』の出来に非常に満足していると語っていました。

Mirrorball Flare + Royal Mirrorball Discotheque (2枚組ALBUM)
(宇多丸)まずはじゃあ、スペシャルウィーク。先週から告知しておりましたように、目玉の1つといたしまして、宇宙初オンエアー曲。私ね、宇多丸。ライムスターという、本業はね、チェケラッチョなんつってね、ライムスターというHIPHOPグループをやってるんですけど。ここんところ、客演曲みたいなのが立て続いておりまして。特に僕個人のやつでいいますと、先々週・先週とかけました、K DUB SHINE feat.ライムスター宇多丸。私の曲で『物騒な発想(まだ斬る)』という曲ね。2週連続でかけさせていただきましたが。今週、さらに新しい、また別の客演で参加した曲。それも、私が単独で参加したというかですね。単独で参加して、なおかつ、ちゃんと曲を1曲まるごと、ほぼ僕のソロ曲みたいな感じで仕上げた。結構久しぶりのあれで。

うーんと、中塚武さんの『My Honey X』という曲があって、そんぐらい以来ですかね?これだけまるごと仕上げたのはね。客演でね。結構久しぶりなんですけど。その宇宙初オンエアー曲、なにかと申しますと、松井寛さんというDJ・プロデューサーの方、みなさんご存知でしょうか?いまで言うと、東京女子流というね、アイドルグループいますよね。avexの東京女子流の楽曲面の全面バックアップというか。東京女子流といえば松井寛さんの曲というイメージというかですね、その路線でずっときている松井寛さん。あとは、この番組のあれでいうと、モーニング娘。の『笑顔YESヌード』っていう曲がありまして。

僕、この番組が始まったばっかりの頃にやった企画で。2回目かな?この番組2回目の企画ですかね?『笑顔YESヌード』の俺が考えたプロモーションビデオの話を、曲を流しながら。『はい!ここで○○が起こる!』みたいなことを大声でわめくっていうだけの特集をやったんですけど。その松井寛さん。なんて言うんですかね、オーセンティックなディスコ・ハウス。割とオーセンティックなダンスミュージックみたいなものの名手というか。僕も大好物の松井寛さん。ちなみに松井寛さん、僕も名前をちゃんと覚えていくのが順番として自然というか。『笑顔YESヌード』があったり、あと山田優さんの曲があったり。いろんな、『これいいな、これいいな』っていう曲をつないでいくと、『あ、これも松井寛さん。これも松井寛さん』っていうことで。だんだん僕の中で存在が大きくなって。東京女子流で決定打!というかね。感じだったんですが。

で、申し訳ないとのスペシャルなんかも松井寛さん、参加していただいたこともありますが。その松井寛さんがなんと、初のソロアルバムを。非常にキャリア長い方なんですけど。90年代から活動されておりますが。初のソロアルバムをリリースされると。しかもそのアルバムが松井さんのソロ曲、オリジナル曲と、東京女子流は毎回CDにロイヤルミラーボール(Royal Mirrorball)というね、これ松井寛さんのプロジェクト名というか。松井寛さんの単独プロジェクトとしてロイヤルミラーボールという名前があるんですけど。ロイヤルミラーボール名義のリミックスが毎回シングルに入ってるんですけど。それが全部入って、ノンストップミックスされてる、2枚組になっている。豪華なね。この番組を聞いている人なら必ず買っていただいたいというアルバムなんですが。それになんと私、宇多丸が参加してまいりましたと。

当然、僕ラップなんですけど。数週間前に、僕がまだこの話、解禁する前に言っていたのは実はこれだったんですね。松井さんのディスコ曲だとか、ハウスとかの曲でやるというのだったら、なんとなく僕自身の引き出しとして想像できたんですけど。松井さんからトラックを聞かせてもらって。オファーをいただいたのが、トラックがバリー・ホワイトってわかります?みなさん。黒人の、もう亡くなっちゃってますけど、低音で。歌というよりは、語りみたいなのがメインの曲で。なんて言うか、ピロートーク的なね。で、そのバリー・ホワイトの曲をかけながらSEXをするという。そういう用の曲ですよ。太い、低い声でね。

そのバリー・ホワイト的なちょっとゆったりした、ミディアムテンポの曲で。『バリー・ホワイト的な感じで行きたいんですけど』って言われて。『いや、バリー・ホワイトは俺、ぜんぜん違いますよ。俺、声低くないし。っていうか、日本人であれはできないでしょ?』みたいな。『いや、宇多丸さんの声がこれでちょっと聞こえたんで、これで出来ませんかね?』って。で、内容は『宇宙的ピロートーク』みたいな感じでってオファーを受けたんですね。で、『いやー、でもそっかー。俺、ちょっとイケイケみたいな感じのなんですけどね』みたいな思いながら、まあいろいろ試行錯誤しながらですね。先々週話したように、様々なテクニックを使って。レコーディングテクニックもそうだし、歌詞上のテクニックもそうですけど。

で、まあ仕上がってみたらですね、これがいいんですよ!すごい。やっぱ客演っていうか、フィーチャリングで外仕事する時の醍醐味って、元々自分では引き出せない引き出しを引き出してもらえるというかね。俺、こんなことも出来たんだ!みたいなね。それがやっぱり醍醐味だと思うんですけど。まさに今回、それが出来てるんじゃないかと。特にサビがすっごい気に入ってて。僕が自分で作ったサビ史上でいちばん気に入ってるかもしれない。すごい気に入ってますね。宇宙的ピロートークという線もそうですし、あと、『僕がいきなり途中からラップパートで出てくるのも変なんで』っつって。まあ、サビとか入れる前の話なんですけど。『なんか、歌のコーラスみたいなのが入ってたらいいんじゃないですか?』って入れてもらったんだけど。

そのコーラスが、宇宙的ピロートークっていうのと通じるんですけど。ちょっと宇宙戦艦ヤマトの『スターシャのテーマ』と。そういう感じなんですよ。で、それを受けて、さらに僕が宇宙戦艦ヤマトイズムをリリックに入れてきてるんですよね。だからこういうなんか、キャッチボールの中で生まれた化学反応みたいなのが落とし込めている曲なんじゃないかな?という風に思って。すごい自分でもめちゃめちゃ気に入って。レコーディングし終わった後、いろんなチェックの意味もあって、何回も聞くんですけど。これ、もう聞きじゃくりましたね。本当。聞きじゃくってしまいました。

ということです。非常に内容的にもいい出来っぽくて。松井寛さんのソロアルバムの中でも、イントロっていうか頭にインスト曲がついて。で、歌の入っている曲の1曲目。事実上1曲目なんですよ。2曲目に入ってるんですけど。なので、いい位置に置いていただいてありがたいことでございます。松井寛さんのソロアルバム『Mirrorball Flare + Royal Mirrorball Discotheque』というアルバムが3月12日発売になりますが、そこからいち早く私、宇多丸が参加したこの曲を、じゃあ宇宙初オンエアーさせていただきたいと思います。松井寛 feat.宇多丸で、日本題として最初、『愛の宇宙』って言ってたんですけど、こっちのタイトルになりました。『UNIVERSE OF LOVE』です!


動画8:00ごろからスタートします

(宇多丸)いやー、初めて曲を聞いてもらうのってドキドキしますよね。本当ね。ということで、松井寛さんのソロアルバム『Mirrorball Flare』に入っている宇多丸のフィーチャリング曲でございます、『UNIVERSE OF LOVE』聞いていただいております。この松井寛さんのソロアルバム、他の曲も、まあそりゃあもう、むちゃくちゃかっこよくて。歌入りのやつで言うとですね、九州のアイドルグループLinQの姫崎あゆみさんという方の『ブルーフィルム』。いやらしい感じのね。アイドルにこんなことやらせていいのか?っていう曲があったりとか。あとね、『COUNT 3』。3つ数えろ!ってことですね。『COUNT 3』っていうタイトルの、これ四つ打ちっていう感じなんですけど。ミトカツユキさんのヴォーカルで。すごい男前な歌詞の乗ったね、四つ打ちだったりして。

なかなかね、ちょっと他では聞いたことがない。この曲もそうですけどね。この曲もだから、バリー・ホワイト調みたいな。トラックはそうなんだけど、ラップ乗っけてみたら、ちょっとこういう曲は他にバランスとしてないんじゃないか?というね。そういう曲になったと思います。ちょっとね、なかなか聞けない感じの。しかもね、むちゃくちゃお洒落でかっこいい。松井寛さん。もちろんオーセンティックなディスコ感もありつつ、あと、なんだろうな?それこそYMOとかテクノポップ的な資質というのかな?そういう出自なんかも感じさせる曲があったりとか。本当、むちゃくちゃかっこいいアルバムなので。『Mirrorball Flare + Royal Mirrorball Discotheque』。東京女子流のRoyal Mirrorball Mixの全部入ったのの2枚組、入っております。3月12日発売なので、是非聞いていただきたいと思います。

<書き起こしおわり>

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