元キリンジ 堀込泰行 作曲方法と音楽的ルーツを語る

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元キリンジの堀込泰行さんがTBSラジオ『MUSIC 24/7 西寺郷太TAMAGO RADIO』に出演。曲作りの方法や、自身の音楽のルーツについてお話されていました。


(西寺郷太)あの、キリンジ。特に泰行くんと高樹さん2人いますけども。僕ね、共通してそう思っていたんですけど、やっぱりその曲作りっていう。いま、世の中にいろんないい曲を作る人っていますけど。やっぱりその中でも一線を画したいい曲度を誇っているグループだったと思うんですよ。僕は。

(堀込泰行)いやいやいや、すいません。

(西寺郷太)それでね、たとえば僕なんかにすると、ラジオとか毎週こういうのがあったり。ものすごい仕事してるんです、僕。ものすごいんですよ。

(堀込泰行)うんうん。ご活躍は(笑)。

(西寺郷太)それで、曲も作ってるんですけど。歌詞も書くし。ウワーッ!やっていて。だからその、曲作りの間だからラジオに出ない、本当に大変な時は出ないと思うんですけど。なんかそういうことを言われて、僕唯一納得するのがキリンジなんですよ。それはしょうがないなと。あんな曲作っていればって思うんです。だから今回もね、来てくれて本当にうれしくて。

(堀込泰行)いやいや、是非。うれしいですよ。こっちの方も。

(西寺郷太)どうやって作っているんですか?泰行くんは。さっき、ギターぽろぽろじゃないって。

堀込泰行の楽曲制作

(堀込泰行)そう。基本はもうギターぽろぽろやって。で、まあなんかこう、鼻歌みたいな感じで。思いついたものをメモしていくのね。ラジカセみたいな。昔で言ったら、ラジカセみたいな。

(西寺郷太)ボイスレコーダー的なものに録っておくんだ。それはもう、ふにゃふにゃ。もう割と・・・

(堀込泰行)もう、ラララ・・・の時もあるし、なんかデタラメな英語みたいな時もあるし。みたいな。

(西寺郷太)それはじゃあ、紙にコード進行とかを書くとかいうよりは、もう録っちゃうんだね。

(堀込泰行)もう音で記録しておいて。煮詰まったらそこで止めて。っていうことを繰り返して。

(西寺郷太)いっぱいできますよね。そしたらそういう断片が。

(堀込泰行)曲の断片をどんどん貯めていく感じで。で、また次の日に、昨日作った断片を聞いてみようっつって、ぽろぽろぽろぽろやっていると次の展開が思い浮かんだり。する時もあるし、ない時もあるんだけど。そういったことを繰り返しながら・・・

(西寺郷太)曲を作っていくと。これちょっとね、泰行くんがようやくいましゃべり始めてくれて。僕もうれしくて。

(堀込泰行)本当?あんましゃべってなかった?

(西寺郷太)いや、楽しい話なんですけど、ちょっとこのまま引き続き。俺ばっかりしゃべって、ちょっと反省してたんで。

(堀込泰行)いえいえ。

(西寺郷太)これからお付き合いいただきますけど、ここで一旦CMです。

(中略)

(西寺郷太)今夜のゲストは堀込泰行くんです。引き続きお付き合いいただきます。よろしくお願いします。

(堀込泰行)よろしくお願いします。

(西寺郷太)あの、この番組のポイントとしてですね、『音楽教えて 火8先生』って言うんですけど。火曜日の8時にお呼びするということで。TBSなんで金八先生の流れがありまして。音楽を僕にも、リスナーの方にも、ちょっとなんか好きな音楽を教えてくださいってことで呼んでいるんです。

(堀込泰行)うんうん。

(西寺郷太)泰行くん、最初に音楽を好きになったのはいつ頃?とか、そういう話から入ってみたいなと思うんですけど。

(堀込泰行)そうですね。父親がいろいろレコード聞いて。ジャズとかラテンとかハワイアンとかカントリーとか、そういうのを聞いてたり。あと、まあ兄がいたんで。ビートルズだのローリング・ストーンズだの、とか。いろいろ子供の時からかかってはいたんですよ。音楽が。小学生の時から。

(西寺郷太)はい。

(堀込泰行)なんだけど、中学生になった時に、初めてクイーンというバンドを聞きまして。それは兄が持っていたグレイテスト・ヒッツっていうアルバムなんだけど、クイーンはなぜか僕の方がハマッてしまい。

(西寺郷太)お兄ちゃんよりも。

(堀込泰行)うん。で、中学ぐらいになると当時って貸レコっつって。レコードを貸してくれて。レンタルして持ってきて。

(西寺郷太)カセットテープに録って。

(堀込泰行)そうそう。っていうのに行き始めるじゃない?で、友達と行って、クイーンはダビングしまくって。

(西寺郷太)あ、そう。いっぱい出てましたよ、あの頃。だからグレイテスト・ヒッツ以外のアルバムをってことね。

(堀込泰行)そう。それまでの過去の作品を全部ダビングして。一月ぐらいその同じアルバムを聞いてて、みたいな感じで。で、まあクイーンを聞いて、初めて『あ、俺音楽好きなんだ』って意識して聞くようになったっていうか。

(西寺郷太)へー。じゃあビートルズとかそういうのよりも、まずクイーンだったんですね。

(堀込泰行)意識的に音楽を聞くきっかけはクイーンだね。で、ビートルズは知っていたけど、大学生ぐらいになってもう1回聞き始めたら、まあやっぱりすごい!っていう風になって、どっぷりいった感じなんで。

(西寺郷太)なるほど。それ、最初からもうギターだったんですか?ギター、買ったんですか?いちばん最初にやりたいことってあるじゃないですか?作曲やりてーとか、歌が歌いてーとか。ピアノがやりたいとか。

(堀込泰行)家になんかフォークギターが、父親のものがあって。それをぽろぽろぽろぽろ、中学生ぐらいの時にやって。

(西寺郷太)ギターをぽろぽろ、やりますね。

(堀込泰行)うん。コード3つぐらいしか知らない時代が3年間ぐらいあって。

(西寺郷太)あ、それは中学生ぐらいの時に?

(堀込泰行)そうそう。

スポーツ少年 堀込泰行

(西寺郷太)なんかクラブとか入ってたんですか?スポーツをやっていたとか。

(堀込泰行)それはね、俺サッカー部。普通に。

(西寺郷太)えっ!?中1から中3まで?

(堀込泰行)そうそう。小学校3年から中3まで。8年ぐらいかな?やってたから。

(西寺郷太)へー。初めて知った。どこのポジションだったんですか?

(堀込泰行)当時だとハーフっていう。ミッドフィルダー。

(西寺郷太)上手かったの?サッカー。結構、そのチームでは。

(堀込泰行)ええとね、そのチームでは5年生ぐらいからレギュラーになれるようにはなった。3年・4年の時はなれなかったんだけど。

(西寺郷太)そら、なれないでしょう。そう、すごいですね。あんまりイメージないですよ。スポーツしている泰行くん。

(堀込泰行)子供の時はね、運動できたんだよね。割と。区間賞とかも取っていたから。

(西寺郷太)区間賞?マラソンの?

(堀込泰行)中学の駅伝。2区で。

(西寺郷太)(笑)。なんかいま、のんびりしているイメージありますよ。

(堀込泰行)いやいや、僕、割と運動神経よかったんで。

(西寺郷太)なんかそう言われてみるとそんな気が・・・なんか帰宅部でした、みたいなことを言うのかなと思ったら・・・

(堀込泰行)違う違う。ちゃんと筋トレもやったから。筋トレっていうか、うさぎ跳びだのなんだの、やらされるじゃない?

(西寺郷太)うさぎ跳びはよくないんですよ、あれ。

(堀込泰行)そう。いまとなってはね。

(西寺郷太)水も飲んでいいんですよ。いまは。

(堀込泰行)水もね・・・もう、あれうがいするフリしてね、ちょろちょろ飲んでたけど。信じられないね。

(西寺郷太)(笑)。あれ、本当謝ってほしいんですよ。俺もサッカー部だったんですよ。だけど、『水飲んだらアカン。余計しんどくなる』っていう、あの間違った理論を。あれ、いつから変わったんでしょうね?ちゃんと飲まなアカンっていう(笑)。

(堀込泰行)いやー、よく倒れなかったね。

(西寺郷太)ムチャクチャですよ。ズルして飲んでましたけど。

(堀込泰行)いや、みんな飲んでたけどね。

(西寺郷太)あ、そう。じゃあサッカー部をやってまして。で、帰ってギターをぽろぽろ。3コードを弾いていたと。

(堀込泰行)中学時代はね。で、高校生ぐらいになって、サッカーを続けるか、音楽。バンドを組むかで悩んで・・・

(西寺郷太)地元の高校に行ったんですか?

(堀込泰行)地元ではないね。ちょっと離れて。

(西寺郷太)男子校ですか?

(堀込泰行)いや、共学の。

(西寺郷太)電車乗って?

(堀込泰行)そうそう。で、サッカーを辞めるの。ちょっと残念だけど。バンドの方をやりたいなと思って。

(西寺郷太)へー、その時に。

(堀込泰行)そっからエレキギターとか、買ったね。あとアコギとかをやりだしたのかな。

(西寺郷太)その時点で。バンド、組んだんですか?友達と、やろうぜと。

(堀込泰行)そうそう。

(西寺郷太)それは、コバ?

(堀込泰行)コバとも同じ部活に入ったから。1年生の時に。で、コバとは組んでないけど、また別の友達と組んで。なんか、デフ・レパードとかやってたね。

(西寺郷太)デフ・レパード!?ヒステリア?

(堀込泰行)そうそう。ヒステリア、いちばん最初にバンドでやった。

(西寺郷太)いま出てきたワード。『クイーン』『デフ・レパード』ね。メモりました。

(堀込泰行)割とクイーンを聞いてたから。ハードロックには抵抗がないっていうか。ヘビーなサウンドにも、抵抗なくいけたんだよね。当時、流行ってたし。

(西寺郷太)デフ・レパード、いいですよね。シンプルなドラムの、あのね。それで、最初カヴァーやっていて、途中から『俺、曲作るわ』ってなったんですか?

(堀込泰行)そう。なんかね、高校を卒業するぐらいに、どういう音楽をやってこうかな?って思った時に・・・

(西寺郷太)あ、もう卒業に至ってるんですね。そこまではカヴァーだったの?

(堀込泰行)1曲2曲、オリジナルとか作ってはいたね。

(西寺郷太)あ、意外と遅いですね。だから18ぐらいからちゃんとズバッとオリジナルを作るようになったという。

(堀込泰行)うん。最初からいきなり曲は作ったりしなかった。ギターが好きだったから。歌も歌おうとはそんなに思わなかったし。ギタリスト、ギターってものが最初は好きで音楽を始めたから。

(西寺郷太)なるほどね。ちょっとその、10代の頃に影響を受けたという、この曲を選んでもらったんですけど。さっきから話題に出てるこのバンド。

(堀込泰行)じゃあ、聞いてもらいましょうか。クイーンで、『Long Away』。



(西寺郷太)はい。『Long Away』。クイーン、聞いていただきました。なんか、結構クイーンのいろんな曲の中でも、割と地味なというか。さほど知られてないタイプの曲ですよね。

(堀込泰行)そうだね。だからギターの多重録音とか声のオーバーダブとかフレディのキャラとか、で語られることが多いんだけど、こういうコンパクトないい曲を実はすごくいっぱい書いていて。

(西寺郷太)もう本当に泰行くんの作る曲というか。持っているフィーリングの匂いがすごいするというか。これ好きだっていま言われて。

(堀込泰行)イギリス人のやるカントリーみたいなテイストっていうか。

(西寺郷太)なるほどね。いま聞いてすごく伝わりました。

<書き起こしおわり>
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