博多大吉絶賛!なだぎ武骨折事故時のザ・プラン9の驚異的対応力

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博多大吉さんがTBSラジオ『たまむすび』で、なだぎ武さんが舞台で骨折した際の舞台の状況と、その後のザ・プラン9の現場対応能力を絶賛していました。


(博多大吉)もうひとつ、実は今週、大事件起こったんですけど。話していいですか?

(赤江珠緒)どうぞ。

(博多大吉)このニュース、知ってます?僕のね、先輩芸人。

(赤江珠緒)なだぎさんが、ケガをされたというね。肋骨を骨折。

(博多大吉)そう。これね、昨日のスポーツ新聞に載ってたんで。もし報道されたらラジオでしゃべろうと思っていたネタなんですけど。ちょっとここ読んでもらっていいですか?知らない方もたくさんいらっしゃるんで。

(赤江珠緒)はい。4人組お笑いユニット、ザ・プラン9のメンバーでR1グランプリ2007年・2008年王者のなだぎ武さん(43才)がコント中に負傷し、緊急搬送されたことが20日、わかった。肋骨の軟骨部分を骨折し、全治3週間から4週間と診断された。

(博多大吉)はい。このなだぎ武さんってね、ピン芸人だと思っている方も多いと思いますが、実はザ・プラン9っていうユニットのうちの1人なんですよ。プラン9っていうのは漫才もやったりコントもやったりするんですけど、いちばんの柱はお芝居なんですね。

(赤江珠緒)おお、そうですか。

(博多大吉)シリアスでシュールで、それでいて笑えるみたいな。そんな感じのお芝居を得意とするユニットの中の1人なんですよ。

(赤江珠緒)もういまね、おひとりでのご活躍がね。消臭力なんかも、地下鉄で歌ってらっしゃったりするので。

(博多大吉)実はプラン9のうちのひとりで。プラン9は大阪を中心に活動してるんですね。そのプラン9の本公演が先週行われてまして。その公演中になだぎさん、ケガなさって。救急搬送されたんですけど。実は私、博多大吉。この日の公演のシークレットゲストだったんですよ。

(赤江珠緒)あら!居合わせましたね。その場に。

(博多大吉)いたんです。私。いやー、びっくりしましたよ。

(赤江珠緒)でもね、肋骨の軟骨部分骨折って、結構な重症じゃないですか。どういう感じで・・・

(博多大吉)そうなんです。あのね、順を追って説明しますと、実はこの公演自体が大阪公演がこの日終わって、来月、東京公演が神保町の方であるんで。詳しく話すとネタバレになるんでサラッと言いますけど。お芝居の内容としては校庭裁判っていうタイトルなんですけど。学校で事件が起こって、先生たちで裁判を開いて真相を明らかにしようじゃないか、みたいなストーリーなんですね。

(赤江珠緒)はい。

(博多大吉)で、なだぎさんが女子生徒に対して保健室でセクハラをしたんじゃないか?みたいな疑惑をかけられて、なだぎさんが職員室の中の被告席みたいなところにいるんですよ。で、プラン9の残りのメンバー、おーい!久馬くん、浅越ゴエくん、ヤナギブソンくんがそれぞれの同僚というか。いろんな先生になって。残りあと女優の方が2人かな?いらっしゃって。全部で6人で繰り広げるストーリーなんですね。その中の、関係ないっちゃ関係ないところに出てくるシークレットゲストのコーナーがあるんですよ。

(赤江珠緒)はいはい。

(博多大吉)で、僕の前の日が村上ショージさん。その前の日がすべらない話の兵動くん。実はその保健室、なだぎさん扮する教頭先生がセクハラをしたという時間に『僕、隣のベッドで寝てたんです』って言いにくる先生がシークレットゲストなんです。で、ショージさんが出てきたら、なんやかんやで『じゃあ、一発ギャグをお見せしましょう』とか。兵動くんが出てきたら、なんやかんやで『じゃあ、すべらない話をやりましょう』とか。僕の場合は、用意されていたのが『じゃあ、大喜利でやってみますか』みたいな。そういう芝居とは関係ない、ちょっとした観客の方へのお楽しみコーナーみたいな。

(赤江珠緒)いいですね。日替わりで。楽しみがあるという。

(博多大吉)その千秋楽のシークレットゲストをありがたいことに僕を呼んでいただいて。で、事前に入っていろいろ打ち合わせしてたんですね。これこれこういうところで大吉さん、登場になりますと。で、いろいろ打ち合わせをやって、いざ本番を迎えます。『本番、また直前に迎えに来ますんで』って言われて、ずっと楽屋にいたんです。そしたら作家の方が呼びに来てくれて。『ちょっと早いかもしれませんけど、いいですか?』って言われて。『大丈夫ですけど、どうしました?』って言ったら、実は大吉さんが出る直前で、記事にも書いてあるんですけど、『女の子の力で大の男が転んで怪我するわけがない!』みたいなくだりがあって、『じゃあ実際にやってみましょうよ!』って女の子にちょんと押されると、押されたなだぎさんが激しく吹っ飛ぶっていうね。

(赤江珠緒)あえてオーバーアクションで。

(博多大吉)オーバーアクションで吹っ飛んで笑いを取るっていう。このくだりがあるんです。この日が千秋楽なんですけど、初日からずっとここのウケがハンパないと。何回やっても爆笑が起こると。

(赤江珠緒)大阪はそういうの、好きですからね(笑)。

(博多大吉)で、この日ね。舞台の幕が上がって。なだぎさんと僕、実はちょっとだけ一緒にいたんですけど。『今日、ええ客やな・・・』ってなだぎさんがつぶやいていたのを僕、知ってるんですよ。で、実際お客さんが結構ノリノリだったんですね。だからこういう時のなだぎさんって、結構アドリブが膨らむ方なんで。ひょっとしたら、いままでやったらスッと出れたものが、なだぎさんのやり取りが増えてしまって、いつ出るかわからないですけど一応、袖にスタンバイしてくださいって。で、『わかりました』って袖にスタンバイしてたんですね。

(赤江珠緒)おー。

(博多大吉)そしたら、聞いていたシーンが始まりました。僕はまあ、見えないんで音だけ聞いてるんですけど。女の子がもう!みたいな感じで突き飛ばしたところ、なだぎさんがワーッ!って言いながら吹っ飛んだんですけど。もう死角で聞いているだけなんですけど、事故だ!って思うぐらいの。ドンガラガッシャーン!って音がして。で、お客さんも最初はワーッ!と。ドッ!とわいたんですけど。笑う前に『ええっ!?』っていうような。『なにいまの!?』みたいな感じの。

(赤江珠緒)オーバーアクションに慣れているはずの大阪の人でも、『これ、違うだろ!?』ってわかる。

(博多大吉)『いまのはなに!?』みたいな歓声が起こったんですね。で、それはそれでまたプラン9のメンバーとか、もちろんなだぎさんも笑いに変えて。話が進行したんで僕がそのままスッと出たんです。呼ばれて。で、まあサプライズゲストだったんで、どうなるかな?と思ったんですけど大阪の方も結構喜んでいただいて。『おお、こいつが来たか』みたいな感じで。そっから僕も舞い上がって。実はなだぎさんの表情、僕あんまり見れてなかったんですよ。出た瞬間は。

(赤江珠緒)ええ。

(博多大吉)で、まあいろいろやり取りやって、僕だけのコーナー。じゃあみんなで大喜利やりましょう!みたいになって。僕はなだぎさんの横に座る予定だったんですね。で、実際僕、なだぎさんの横に座って。僕が書いた答えをなだぎさんが発表するっていう段取りだったんですよ。で、僕はもうお客さんから歓迎されてうれしいし、なんかうまいこと芝居も進んでいるし。よし!俺笑い取らなきゃ、これは!と思って一生懸命がんばって大喜利書いて、なだぎさんに渡したんですよ。そしたらなだぎさんが・・・大喜利ってね、普通『◯◯とは!』って言われて、答えを言いながらスケッチブックをいいタイミングで出すっていうのが、実はこれ、プロのやり方なんですよ。

(赤江珠緒)ああ、そうですね。そっかそっか。

(博多大吉)これがね、素人さんとの大きな差で。

(赤江珠緒)ここにコツがあったと。タイミング、たしかに間違えるとまたぜんぜん違いますもんね。

(博多大吉)出すタイミングって結構命なんですよ。だから、なだぎさんお願いしますよ!みたいな気持ちで僕、渡したんですけど、なだぎさんがそんな間もへったくれもなくて。とりあえずお客さんの前にスケッチブック。僕の書いた答えだけを見せて。そん時ね、『こんな保健室には行きたくない。どんな保健室?』みたいなので。最初の面白い、面白くないは別にして、『すべてのケガや病気をアロエで治そうとする』みたいな答えを僕が書いたんですね。

(赤江珠緒)はい。

(博多大吉)それをスラスラ読んでくれないんですよ。『すべ・・・ての・・・?びょ、アロエ、アロエか?アロエで・・・』みたいな。本当、第一印象は『ヘタクソ!』やったんですよ。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)先輩だから。なだぎさん。『先輩、なにしてんすか!?』みたいな感じで思って。その時初めてなだぎさんの顔をみたんですよ。驚くほどの脂汗。

(赤江珠緒)そりゃあそう・・・このケガの話を聞いた上で大吉先生の状況を思い浮かべると、それはそれで大変な・・・なんかおかしみが(笑)。辛い中で出されたんだな、アロエでトチったってしょうがないじゃないかっていう。

(博多大吉)『てめー、なにいってんだ!?』って気持ちがね。本音も混じってたんでしょうけど。僕も42年間生きてきましたけど、こんなに脂汗って人の顔に張り付くんだって。汗って普通、垂れるじゃないですか。だから汗だと思うんですよ。でも脂汗は脂だからひっつくんですよ。本当に。顔中に汗が浮いてるんですよ。

(赤江珠緒)そうだけど(笑)。じゃあ脂汗とはこれだ!っていうのがわかったわけですね。

(博多大吉)もうまさに脂汗だ!って思って。あっ!と思って。で、みんなもあまりにも大喜利の出し方がどうか?おかしいぞ!?ってことになって。改めてみんなパッて見たんですよ。演者たちが。したらなだぎさんが、もうガマンできない!といった感じで『すいません』と。この記事の見出しにある通り、『私、ちょっと保健室へ行ってまいります』と。

(赤江珠緒)(笑)。ここをね、激痛を見せまいとアドリブで。『保健室に行ってくるわ』と言ってフェードアウト。

(博多大吉)フェードアウトしてったんです。

(赤江珠緒)救急車で病院へ搬送(笑)。なだぎさん!

(博多大吉)ほんで、僕がいちばん言いたいのは、まあ1回はけました。でもまさか骨折ってるなんて思わないから。

(赤江珠緒)そうですよね。共演者の方もね。

(博多大吉)どうにかして復帰するんだろうなと思って。ある程度みんなで大喜利でつないでたんですよ。でもなんか、もう明らかにバックステージが騒がしいんですよ。大の大人が駆けまわる音が聞こえてくるんですよ。客席にも漏れ聞こえるぐらいの音量で。

(赤江珠緒)これは違うと。

(博多大吉)これ、大丈夫か?どうするんやろ?と思ったら、袖から我々演者に向かって大きなカンペが出たんですよ。『なだぎ救急』って。

(赤江珠緒)(笑)。非常事態。救急。

(博多大吉)あっと。気がついて。僕は正直、『終わりだ』と思ったんですよ。お芝居。だって6人しかいないで。うち1人、ぜったいに欠かせない役の人が、もう救急病院に運ばれるというか、運ばれてるんですから。

(赤江珠緒)しかも途中ですもんね。でも、どうやって終わる?

(博多大吉)だから1回幕閉めるのかな?それともあれやったら、僕1人芝居に関係ない人間だから、漫談かなんかでつなごうかな?いや、でも俺にそんな漫談、あるか?とか。いろんなことを考えながら舞台でいろいろなことをやっていたら、プラン9のね、おーい!久馬くんっていうのが実質的なリーダーみたいな方なんですけど。その方が『ちょっと私は音楽室に・・・』みたいな感じで芝居を引きずったまま、ちょっとはけたんですよ。で、1分か2分ぐらいで戻ってきて、普通に芝居を続けだしたんですよ。

(赤江珠緒)そうみたいですよ。『なだぎさんに電話しているかのようなシーンを加え、現実とシンクロさせてコントを進行。共演者とスタッフのチームワークで千秋楽をなんとかやり遂げた』。ええっ!?

(博多大吉)そう。だからこれが本っ当、びっくりして。だから1、2分ですよ。本当に。その間にいろんなスタッフさんとか舞台の照明さんとか音響さんとか、いろんな方と打ち合わせして。で、久馬くん自身が脚本を書いてるんで。たぶん自分の中でセリフが全部あるから。『あとは私がやります』みたいな感じで帰ってきて。で、なにも知らされていない他のメンバー。ゴエくんとヤナギブソンくんも、その久馬くんの顔色をうかがいながら芝居について行くんですよ。

(赤江珠緒)そうですよね。どこにゴールに向かっていくか、わかんないじゃないですか。

(博多大吉)そう。それに向かってメンバーと女優さんたちもついて行って。

(赤江珠緒)ついて行くんだ。うわー、すごい!

(博多大吉)そこに、たった1人。取り残された僕。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)なにもできない。

(赤江珠緒)いや、これは大変な舞台でしたね。

(博多大吉)『ところで私はいつ帰ればいいでしょうか?』。精一杯のセリフでした。

(赤江珠緒)(笑)

(博多大吉)いやー、プラン9、すごい!天晴でした!

<書き起こしおわり>

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