NONA REEVES西寺郷太 故・大瀧詠一を語る

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西寺郷太さんがTBSラジオ『西寺郷太TAMAGO RADIO』の中で、亡くなったばかりの大瀧詠一さんについてこんな風にコメントしていました。


(西寺郷太)さて、ここからは今日の1曲。POP先生CHOICE!この時間は最近感じていることを話しながら、リスナーのみなさんにだからこそ、いま聞いてほしい1曲をご紹介する音楽トークコラムのコーナーです。今日、聞いてほしい曲は西寺郷太『Empty Heart』。この曲はですね、僕のはじめてのソロアルバム。3月に出るんですけども。いまちょうど、来週ぐらいですかね?マスタリングと言ってアルバムが完成する最後の作業が残ってまして。あと何曲か、1・2曲今週やって終わりというような感じなんですが。この曲『Empty Heart』はいちばん最初に完成した曲で。アルバム、いわゆるマービン・ゲイ『What’s Going On』だったら『What’s Going On』にあたるような。アルバムのテーマを司る、本当に大事な曲として作りました。

実はこの曲、『Empty Heart』っていう曲のインストはね、このTAMAGO RADIOでも密かに後ろでかかってたりしてたので、これ聞いたことあるなっていう人はいるかもしれませんが。僕は22・3のあたりでインディーズでデビューしてメジャーデビューをその1年後ぐらいにしたっていう形なんですが。今年40になりましてはじめてのソロアルバムということで。さっきのローリング・ストーンズとミック・ジャガーであったり、本当に僕も驚いたんですけど、この年末に大瀧詠一さんがお亡くなりになりまして。まあ、はっぴいえんど、大瀧詠一さん、僕自身は『昔からファンでした。10代のころから』というよりは、むしろプロになってからですね。自分が音楽を、ポップスというものを作って日本で真剣にやっていこうと思った時に、自分にとっての前に歩いている人を、あえてプロになってから追いかえしたところがありまして。

大瀧詠一から受けた影響

その時に、本当に自分の中で歌手として、シンガーとして。発想、それからラジオだったり物事の本当の先生ですよね。ポップスというものを教える人として大瀧さんは大きく影響を受けた方だったので。いま、何の話かっちゅうと、NONA REEVESの西寺郷太だったり、バンドをやってソロをやるっていう中での流れでいま、話しをしてるんですが。まあ、大瀧さんに関しては、今月中にガッチリとした特集を然るべき方に来ていただいてちゃんと特集を組ませてもらおうと思っているので。まあ今日はこのへんにしておくんですけど。本当に非常に僕としても残念でしたわけですけど。実際、僕らのラジオも聞いてくださってたんですよね。大瀧さんは。で、よくキラ☆キラなんかにメッセージをくれたりとか。

マイケル・ジャクソン小沢一郎ほぼ同一人物説を褒めてくださったりですね。そういうメッセージも来てたので。そういった意味でも、こうやってラジオをすることも大瀧さんのイズムといいますか。ひとつ、そういう中で追いかけているのもあるんですが。ともかく、NONA REEVESというバンドをやりながら自分がソロをやることの意味っていうものを非常に考えながら作った曲でして。ロスアンゼルスに住んでいるティト・ジャクソンさん。先週ゲストでしたけど、ティト・ジャクソンにギターを弾いてもらい、コーラスをしてもらい。この曲はね、ドラムはNONA REEVESの小松に叩いてもらったんですけど。ぶっちゃけて言うと、『ときめきのヘッドライナー』っていうNegiccoのレコーディングの後に、余った時間でやってもらったんですけど(笑)。

そんなようなこともしまして。で、ストリングスおよび全体的にアレンジのアドバイザーであり、共同プロデューサーに宮川弾さんに入ってもらいました。パーカッション松井泉くんということで。ぜひ、西寺郷太。またNONAともちょっと違う攻め方をしている曲です。聞いてください。ソロ曲で『Empty Heart』。



(西寺郷太)はい。西寺郷太で『Empty Heart』。この曲実はね、7分以上ある、すげー長い曲なんですよ。今回のテーマで、『ただ長い』っていうのをやってみたくて。非常に気持よくて。本当にゴージャスでシンプルなことを目指して作りました。ぜひぜひ、アルバム自体もTAMAGO RADIOでかけていきますので、楽しみにしてください。

(中略)

(西寺郷太)(リスナーのメールを読む)『郷太さん、スタッフのみなさん、あけましておめでとうございます。今年も音楽愛があふれる放送を楽しませていただきます。近々大瀧詠一さんの特集をやられるとお聞きして、郷太さんがなにを語るのかいまから楽しみです。大瀧さんの訃報後は、連日ラジオで曲が流れていますが名曲ばかりで、あらためてミュージシャン大瀧詠一のすごさを感じております。ぜひ、郷太さんから見た大瀧さんの魅力を語っていただければと思います』。ということなんですが。

本当に、大瀧さんの魅力はいろいろあるんですが。僕はやっぱりポップスをやって時代を変えた人はポップスを作るだけじゃなくてポップスの聞き方、歴史を言葉や文字で教えられた人なんじゃないかなと思ってるんですね。その代表的なのが大瀧詠一さんであり、山下達郎さんだったり。あとは小沢健二さんとかもそうなんですが。ロックなんかと違って、またね、ポップスの楽しみ方、遊び方っていうのは本当に歴史の先生みたいな部分がないと伝わらないと思ってますので。そういった意味でも、今月中にちょっと特集を組みたいと思ってるので。ぜひ、大瀧さんに関して、僕も改めてまた今日も聞き返していたところですけど。お楽しみにというか。特集をします。

<書き起こしおわり>