宇多丸 しまおまほが語る 着ない服を思い切って捨てる方法

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宇多丸さん・しまおまほさんがTBSラジオ ウィークエンド・シャッフルのコーナー『初代しまおまほのぼんやり相談室』で、着ない洋服をバッサリと捨てる方法を語っていました。

(宇多丸)(リスナーからのメールを読む)『28歳、女性。毎週楽しく聞いています。相談があり、メールさせていただきました。みなさんは、洋服を捨てる時はどのように決断しているのでしょうか?というのも7月に入ったので衣替えをしようと夏服を引っ張り出したところ、ここ5-6年の間で1着も捨ててないので量がとんでもないことになっていました。整理整頓せねばと思っているのですが、これはまだ着られる、これは着たくなる時がきっと来る、このTシャツはパジャマ代わりに、これはいつか雑巾にしよう、などどんなに着古した服でも何かしら使えるのでは?と思ってしまい、捨てられません。そんな中、今年も新しい夏服を買い込んでしまったので、また増えてしまいました。いい加減数を減らしたいのですが、服を捨てる習慣のない私にはその線引きがいまいち分かりません。どうか、貧乏精神がこびりついた私に断捨離の精神を叩きこんでください!』というね。

(しまおまほ)何で我々にこんなことを・・・

(宇多丸)ねえ。聞く人間を間違ってるぞというね。

(しまおまほ)パジャマに1回したのに、また昇格するTシャツとか、ありますからね。

(宇多丸)え、ちょっと待って。それは着てるんだからいいじゃん。着ねーのに取ってあるヤツが問題なのよ。それは本当に気に入ってるTシャツなんだから、いいんだよ。それはさ。もう5-6年着てないのとか・・・

(しまおまほ)でも、それがあるから捨てられないっていう。

(宇多丸)あ、その可能性がね。

(しまおまほ)捨てきれない。

(古川耕)再当選があるかもしれないっていう。

(宇多丸)でも、5-6年着てない服はもうないよなー。本当はなー。

(しまおまほ)1枚捨てるとね、2枚め捨てられますよ。で、2枚め捨てられたら3枚め捨てられる。

(古川耕)捨てると勢いがつくって言いますよね。

(宇多丸)あの、だから前、部屋の掃除の話してる時だっけ?俺、なんかさ、結構順位としては上のものを捨てるんだよ。まず。で、それによって、あれも捨てたんだからお前ごときは・・・!

(古川耕)のうのうとタンスに入っている場合じゃないと(笑)。

(宇多丸)アイツが泣いたんだぞ!と。アイツが犠牲になってるのに、お前らごときが!お前!ゴルァ!みたいな。あのね、腹立ってくるの。お前らごときが部屋の場所とってるとか、ありえねーから!みたいな感じになってきて。なんで、それがいいんじゃないですか?

(しまおまほ)そもそも服って、ちょっと捨てるの勇気いりますよね。あの、どこかに持って行くとか、見えなくなるのには十分いいんだけど。ちょっと服をゴミ箱に捨てるっていうのはね、なんかね・・・

(宇多丸)なんか自分の一番近くに接していたものだし、ちょっと分身感がある。

(古川耕)故障とかしてくれないじゃないですか。あいつらは。機能としては死んでないから・・・こっちのさじ加減次第じゃないですか。

(宇多丸)あるあるある。だからたとえば靴下とかもさ、くたびれてきたなとかはあるけど、別に使えはするからさ。パンツもそうだけど。俺、すごい恥ずかしい話すると、靴下を入れ替えたんですよ。最近。結構2年ぐらい1セット、これ全部まるごと入れ替えようと思って、捨てる時、こうやってちょっと拝みましたもん(笑)。

(しまおまほ)(笑)

(古川耕)でも何か、ちょっとスピリチュアルな感じになりますよ。

(宇多丸)要は、すまんがお別れだみたいな。

(古川耕)ありがとね。ありがとね。

(宇多丸)そうそう。ありがとね。ありがとねー。なんかそういう迷信チックなことをしちゃったなー。あと、人にあげるって思うと、やっぱり気ははれるんですよ。ちょっとは。

(しまおまほ)ね、そう。最悪着たくなったら返してもらおうみたいな(笑)。最悪ね、最悪。

(古川耕)あとでリベンジがあるんですね。

(宇多丸)あと、僕ね、やる気がある時は業者を呼んで売るというね。で、結構僕らぐらい量がたまっていると、結構そこそこのお金にもなるんですよ。なので、売るのはいいんだけど、やっぱりね、部屋キレイな人に聞くと、『いつか売るから』、それが部屋汚くなる第一歩だと。もうとにかく速攻捨てろや!っていう。やっぱりキレイな人は言うんですよ。

(しまおまほ)そうですよね。

(古川耕)でも、捨てるのに抵抗ある人は、まずは売るのは僕もオススメ。最近、売るようになったんで。したら、結構買ってくれるし。

(宇多丸)あの、意外とこんなのも、こんな値段で買ってくれるの?って。

(しまおまほ)バザーみたいなのに出すとか。

(宇多丸)バザー!?めんどくさいよー。

(古川耕)もうちょっとカジュアルにやれた方がいいんじゃないですか?

(宇多丸)しまおさん、自分でバザーで売るとか、そんな手間さ・・・

(しまおまほ)いやいや、もっとさ、地域のやつとかにボン!って出しちゃうとか。

(宇多丸)保育園のバザーみたいなのに。

(しまおまほ)そういうのにまるごと出しちゃう。

(宇多丸)まあね。ちなみに、この話、どっかでしたかもしれないんだけど、僕の先輩がいわゆるデザイナーズブランドみたいなのをまとめてエイッ!って捨てたの。早稲田の人だったんで、高田馬場の駅前に捨てたんだって。したら、しばらくしてから高田馬場まわりのホームレスがその人のコム・デ・ギャルソンとかすげー着てたらしくって。

(古川耕)モード感あふれる(笑)。

(宇多丸)俺の、俺の服着てるっていう(笑)。

(しまおまほ)そういう楽しみ方もある(笑)。

(宇多丸)楽しみ方っていうか・・・

(古川耕)あと、個人的にオススメなのは、物を捨てることを美徳としてる人たちが書いた本っていうのがいくつかあるんですよ。

(宇多丸)断捨離をあれでしょ?スピリチュアルな領域まで高めた・・・

(古川耕)断捨離っていうほどハウツーハウツーしてなくて。最近だと女性が書いた『私の部屋にはなにもない』っていう女性の漫画のエッセイだったりとか。

わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります

(古川耕)あと、この手ので一番クラシックなのは中崎タツヤさんの『もたない男』っていう。

もたない男

(しまおまほ)あれは恐ろしいですよ。

(古川耕)恐ろしいですよね。

(しまおまほ)だって、本読んだらそのページから捨てていくわけでしょ?

(古川耕)そう。ボールペンを使ったぶんだけノコギリで切り落としていくっていう。

(宇多丸)病気じゃん!

(古川耕)あのね、完全に病気です。電化製品とか買ったら、その場で全部説明書とか捨てていくの。

(しまおまほ)本当になにもないですもんねー。

(宇多丸)でもまあ、その無いことによる快適さっていうのもあるわけだから。

(しまおまほ)たしかにたしかに。

(古川耕)もたない男は別格ですけど、『私の部屋にはなにもない』っていうのは、要は震災をきっかけに、物っていうのは、その人もすごい捨てられない家系だったんですけど、やっぱり物は持てないから捨てたほうがいい。で、捨てたらいかに快適になったかっていうのを見ると、モチベーションは高まります。

(宇多丸)ちょっと俺、捨てよ!帰ったら、捨てよ!

(しまおまほ)この間『たまむすび』にみうらじゅんさん出てらっしゃいましたけど、みうらじゅんさんはもう、断捨離反対だっておっしゃってましたよ。

(宇多丸)まあ、その取っておくことによる楽しさっていのはね・・・

(しまおまほ)捨てるってことは人との関係を切り捨てるっていうことだから、断捨離は反対。ナタリー(小林悠)の断捨離に反対してて。

(宇多丸)みうらさん、そんなこと言わないでよー。せっかく今、捨てようって気持ちになったのにさ。

(古川耕)どっちもだから、間違ってないとは思うんですけどね。

(しまおまほ)そうなんですよね。だから自分の都合のいい方に。

(宇多丸)DVD図書館、ウチの通称『UTAYA(ウタヤ)』。UTAYAはね、『あ、あれ調べよう!』って時にパッてあったりするからね、捨てがたいんだよなー。

(しまおまほ)UTAYA、最高ですね!

(古川耕)いい店なんですね。UTAYA。

(宇多丸)UTAYA、いいよ。品揃え。だからUTAYAはいいとして、服だな。服は・・・

(古川耕)なにかに絞るとかね。服はもう、許す!とかさ。逆にDVDはもう、許さない!とかさ。

(宇多丸)服はもう、許さないね!俺。あいつらは。ふっざけんなよ!場所取りやがって!

(しまおまほ)順位が高いのを捨てると、たしかに勇気。そこからバッサリ行きますね。

(宇多丸)だからTシャツとかさ、あんじゃん?Tシャツなんか特にキャラクターっていうか、これちょっとあるじゃないですか。ランクがさ。その中の、結構神セブン級行くんですよ。

(しまおまほ)ええー、嘘!?それ結構イヤだなー。

(古川耕)厳しい!

(宇多丸)要はTシャツはこの箱に入る分だけ!みたいな。そこはもうあれですよ。総選挙ですよ。総選挙。

(古川耕)Tシャツ総選挙ね。

(しまおまほ)たしかにでも、◯年着てないっていうのも基準にしちゃってもいいかも。

(古川耕)1年間とか2年間とか言ってますね。結構ね。

(しまおまほ)去年着なかったとか、一昨年は着なかったとか。

(宇多丸)着ない着ない。同じようなアイテムだって、結局形が少しずつ今っぽくなってますよって言われたら、もう着る気しないでしょ?だって。あんでしょ?そういうの。

(しまおまほ)ボーダーもね。

(宇多丸)ポロシャツにしたってね。今年は丈が長い・短い。あるじゃないですか。あるあるある!リーリーリーリー!

(しまおまほ)リーリーリーリー(笑)。

(古川耕)本当好きだな・・・

(宇多丸)はい、ということでこんな感じでよろしいでしょうか?あ、なんも答えてねーよ。

(しまおまほ)いや、いいんだよ。

(宇多丸)あ、だからその上のところから捨てていけば。売るのも手ですよ。で、捨てないというのも・・・

(古川耕)1つの生き方ですよ。にんげんだもの。

(宇多丸)それそれ!

<書き起こしおわり>

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