スポンサーリンク

宇多丸が語る アイス・キューブの意外な魅力とオススメ出演映画

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

宇多丸さんがMXテレビ『5時に夢中!サタデー』でラッパー アイス・キューブの意外な魅力やオススメの出演映画を紹介してました。

宇多丸が語る アイス・キューブの意外な魅力とオススメ出演映画

(町亞聖)さあ、ここからは玉袋講師、宇多丸講師が注目した歴史解釈のポイントをご紹介していただきます。まずは宇多丸講師からです。お願いします。

(宇多丸)はい。6月15日、私はある方の誕生日ということで、ちなみまして、こんなことをやっています。ドン!『「ギャングスタラップ」立役者の意外な魅力を知れ!』。これ、行ってみたいと思います。

(町亞聖)『ギャングスタラップ』?

スポンサーリンク

ギャングスタラップの立役者

(宇多丸)『ギャングスタラップ』、分かります?要は銃だなんだ、犯罪のことを歌う、アメリカで一大ジャンルですよ。非常に暴力的で物議を醸し出すジャンルですけど。それの立役者というか、1980年代にギャングスタラップの大ブームを生み出す原動力となったアイス・キューブ(ICE CUBE)という男、みなさんご存知でしょうか?

(玉袋筋太郎)アイス・キューブ?

(宇多丸)アイス・キューブ。ガウちゃん、分かるんじゃないですか?

(ガウ)知ってますよー。

(宇多丸)はい、こんな方です。この顔、どうですか?


(玉袋筋太郎)薄い顔してるねー。

(宇多丸)これは薄い顔じゃないでしょ!まあ、強面中の強面。何しろ顔が怖い!アイス・キューブ、いま俳優としても活躍してるんで、顔なんか見たことある人、結構いると思うんですけど。はい、アイス・キューブさん、こんな方です。『N.W.A』というグループのメンバーとしてデビューして、1988年のアルバム『Straight Outta Compton』が非常に物議を醸し出して。


(宇多丸)ラジオなんかじゃかかんないですよ。ひっどい内容だから。なんだけど、300万枚を売りあげて、アメリカ中にギャングスタラップブームを作っちゃった。で、これでこれまでいなかったギャングがアメリカ中に増えて。ハッキリ言って死傷事件が増えたりなんかして。

(町亞聖)あ、そうなんだ・・・

(宇多丸)それぐらい社会に影響を与える存在。後にはソロに転じて『ボーイズン・ザ・フッド』という映画で俳優デビュー。で、今に至るんですよ。自分で映画製作なんかもいっぱい手がけてて、非常に才人であります。

(玉袋筋太郎)すげーな!

(宇多丸)というような人です。で、代表的な曲。いまかかったりするかな?『It Was A Good Day』という曲なんかありますよ。



(宇多丸)ええとね、いま流れてますけどね。ちょっとメロウな感じの曲なんですね。怖い感じの曲もいっぱい作ってますけども。これ、歌っていることが切ない。コンプトン、彼が育ったような地域ではギャングの抗争なんかで若者が命を毎日のように落とす場なわけですよ。で、『今日は誰も死ななかった1日。It Was A Good Day』と。切ない。要するにね、この方は非常に詩人なんですよ。歌詞表現がすごく優れてるの。暴力的な現状を描くにしても非常に優れた詩人であると。で、ですね、そのアイス・キューブに関して、意外な魅力、みなさんにお伝えしたい。

(玉袋筋太郎)意外な魅力。

(宇多丸)ただの強面じゃない!アイス・キューブの意外な魅力。2つ、ポイント挙げてみたいと思います。まずはその1。意外とインテリ!ギャングスタラップの元祖なんですよ。怖ーい不良たちが徒党組んでピストル撃って、そういうことを歌っているのに実はフェニックス工科大学建築学部に進学してるんです。で、その最中にラッパーになるかどうかの岐路を迫られてラッパーになるんですけど。要するに大学行ってるような人なわけなんです。

(玉袋筋太郎)見た目、中卒だもんね。どう見たって。

(宇多丸)いやいや。大学。本人もギャングだったことはない。いろんな人の、知人の話とかを聞いて、詩的に描く能力があったわけで、決して本人が悪いわけじゃない。これね、日本のラッパーでも、たとえば僕なんか大学出てるんですけど、『ラッパーのくせに大学出てるのかよ?』って言われるけど・・・バーカ!アメリカだっていっぱい出てるんだよ!っていうね。

(一同)(笑)

(宇多丸)ラッパーとそういう学歴は関係ない。もちろん貧しい出の人もいっぱいいますけど、この方はインテリで。そしてその2。意外なポイント。意外とひょうきん!これ、どういうことかと言うと、映画をいっぱい作ってるんですけど、自分で製作に関わった作品はほとんどすべてコメディ。人情コメディみたいな、そういうものを作っている方で。要するに強面のラッパーだからこうっていう、ステレオタイプのイメージで決めつけないでくださいってことをアイス・キューブから学んでいただきたいというわけです。

(玉袋筋太郎)アイス・キューブかあ。

(宇多丸)でね、ラップの曲をいきなり聞くよりも映画にいっぱい出てる方なんで、アイス・キューブの出てる映画3本、持って来ました。3系統。いま言ったみたいに、インテリでもあるし、ファミリー好きでもあるし、強面でもある。いろんな魅力あるんで、3方向行きますよ。まずは強面方向。ギャング、ストリートライフ系というか。こちらですね。『ボーイズン・ザ・フッド』。


(宇多丸)若い時ですね。これ、俳優デビューした作品ですね。ジョン・シングルトンという今でも活躍している監督の長編デビューなんですけど。見ての通り、彼はギャングの道を歩みつつある青年。で、3人の幼馴染がいて、1人は真面目、1人はスポーツの道を目指し、1人はギャング。で、なんとかそれぞれに真っ当な人生を歩もうとするんだけど、どうしても地域のギャングのそういう悪い環境に巻き込まれて、最後はビックリするぐらい悲しいことになってしまうという作品です。

(玉袋筋太郎)へぇー!

(宇多丸)『ボーイズン・ザ・フッド』。もともと日本題は『ポケットいっぱいの涙』なんて邦題ついてましたけども。『ボーイズン・ザ・フッド』、こちらオススメでございます。素晴らしい映画ですよ。そして、コメディ方向。いっぱいコメディ撮ってるんですけどね、たとえば結構最近になってこんなの撮ってます。『ボクらのママに近づくな!』。


(宇多丸)アイス・キューブ、こんな子供と絡むような映画やるんだ!あの、普通にね、気楽に楽しめる映画ですよ。アイス・キューブが2人の子持ちのバツイチの女の人に恋してしまう。ところがこの子供たちは新しいパパが受け入れられないので、あの手この手でいつも嫌がらせをしてるわけですね。その子供2人とアイス・キューブが、お母さんのところに届けるまでの珍道中を繰り広げる。ただ、途中で子供とアイス・キューブが仲良くなる、あるシーンがあるんですけど、これが泣かせるんです!すごいステキな作品です。さあ、そしてアイス・キューブと言えばやはり、アクション映画ですよ。最後に大慌てで紹介しますけど、アクション映画、いろいろいいのがありますけど、こちらなんかいかがでしょうか?ジョン・カーペンター監督『ゴースト・オブ・マーズ』!


(宇多丸)これ、舞台は火星でSFですけど。要はやっていることは西部劇ですね。ジョン・カーペンターっていったら本当にね、西部劇大好きで。でまあ、ドンパチが繰り広げられる。非常にちょっと残酷なシーンもあったりしますけど、何て言うんですかね?痛快に楽しめる作品でございます。今時、こんなアクションないんじゃないか?最後の最後でアイス・キューブがね、観客にちょっと目配せをするんです。そういうクサイことをやっても様になるっていうのが、アイス・キューブ。この面構えあってではないでしょうか?ということで、元祖ギャングスタラッパーでありながら、俳優としても活躍していますし、非常に多面的な面を持つ男。アイス・キューブの魅力を通じて、ラッパーはただ怖いだけじゃない!これをね、学んでいただきたいと思います。アイス・キューブ、6月15日が誕生日でございました!

<書き起こしおわり>

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事