伊集院光が語る YouTube以降のテレビの進むべき方向

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伊集院光さんがTBSラジオ 深夜の馬鹿力で、テレビ番組全録時代・YouTube登場以降のテレビが進んでいく道について、こんな風に語っていました。

(伊集院光)その『全録』っていう社会がどういう風になるのか?と、俺はその東芝の全録レコーダー、Z7タイムシフトマシン始めてから、テレビを見る量が異常に増えたの。やっぱり、何時からテレビとか何時からWBCって思っても、その時間に合わせて行動するような若さは、あまり無いんだよ、俺。何時からテレビあるから見よう!ってならないんだけど、家帰って暇だけど、今日何のテレビやってたかなっていうのはイケるし、あとなんか構成のワタナベくんが言ってたナントカってテレビ、一昨日言ってたやつってどれなのかなって見てみたらやっぱり電車か、じゃあいいやって、こういうことでテレビをすごい見るようになって。

テレビ界にとってすごいいいことなんだけど、反面、CMをどう見てもらおうかみたいなことがキチンとしないと、この全録レコーダーに関しては、全部録るシステムに関しては、今後すごい発展の妨げになる。テレビ局はそうさせたくないと思うし。だけど、実際テレビの視聴率は上がるはずだから、なんだろうね、テレビのCMの在り方とか、もっと言うと・・・この間、DMM証券のCMのローラがって話したじゃん?そうすると、その検索で『DMM ローラ』でもう出るの。そのCMがバッチリ出るわけ。そのタイムシフトマシンに入っていれば。だから、CMとかもそういう面白さを持ってくれれば、タイムシフトマシンの世の中は来るっていうことが一個ね。

で、それが全部クリアされていくと、テレビ局側で、じゃあみんなでテレビにとってもいいことだ、テレビ局も大手家電メーカーも、みんなでテレビにとっていいことだから、どんどんこういう世の中にしていこうよ!と。テレビは何時からテレビがあるから見るんじゃない。俺のこの空いている時間をテレビを見るってやってこうってなった時に、おそらく一つの壁はテレビが・・・どこでもドアがもし出来ると、駅前の土地の価値が下がるじゃん。駅前もクソもないんだもん。駅から何分もクソもないんだもん。ただ単に土地は広さと気候ぐらいの話で、別に東京の土地よりも、おそらく静岡あたりの伊豆あたりの土地のほうが全然高くなると思うのね。気候がいいから。あと、北海道とかお花畑がいっぱいあるからってなっていくのと一緒で。

結局タイムシフトマシンが出来はじめると、ゴールデンタイムのCMを高くしようみたいな感じのことはなくなると思うんだよね。もっと言えば、ゴールデンタイムもクソもないし、テレビって何本作ればいいのかもよく分かんなくなってくるっていうややこしいことがあって。もしこれをみんなWIN-WINなんだからって言って・・・あ、今のWIN-WINって、『あれ、いまウィンウィンって聞こえたけれど伊集院さんの肛◯になにか入ってる?東芝製のなにか入ってる?』ってそのウィンウィンじゃないよ。WIN-WINっていうのは、『両方勝つ』っていうホリエモンの作った流行語ですけど。そのWIN-WINになるっていう話し合いはしなきゃならないんだけど、した結果今度起こるのは、『じゃあ、各家庭にハードディスク、いる?』っていう話になってくるでしょ。テレビ局が全部開放すればいいだけのことだから、テレビ局にでっかいサーバーがあって、そこに録っておけばいいだけのことだから。

そうするとこのタイムシフトマシンっていうのも、ニッチっていうかニッチェっていうか・・・すごい難しいところですよね。ニッチなのかニッチェなのかね。で、ニッチェのあまりブスだって突っ込まれない方がブスだよね!リアルにブスだよね。あのニッチェのブス扱いされないヤツって、超ブスだよね。歌わない方。で、ニッチェの話じゃないよ。そういう話をたっぷりしてたら、東芝の人と結構、メールアドレスとかを交換して、友だちになって、「今度テレビの未来について語り合いながら飲みましょう!」みたいな感じになって、よかったよ!

でもそう(テレビ全録・サーバ配信時代)なってくると、伊集院光っていうのもタレントとして見れば、一つの権利者じゃないですか。(テレビに)出てる量は少ないよ。検索した所で、2-3本出ている番組が出て、そのうち一本は、「おいこれ、伊集院静じゃねーかよ!」みたいな・・・もう、ノリツッコミはしないです。これはもう、やれないんだってことが気づきましたから、そのままですけど。僕も権利者の一人だったりするから、あちらを立てればこちらが立たずみたいなことになるんだとは思うんだけど。

もう、もはやYouTubeにほぼみんな上がってるでしょ?これ、完全合法で、完全に権利関係クリアするまでは、僕はそれを丸っきり認めることはないけど、まあYouTubeに上がってるじゃん。なんでも上がっているっていう現状があって、そのYouTubeがあそこに広告を打つっていう。頭に『◯秒後にしかスキップできませんよ』っていうの打つじゃん?しかも、その広告もちょっと興味があるものだったりすると、結局能動的に見ようかって思ったりするじゃんか。たぶん、テレビもあそこに行かなきゃならないと思うんだけど。

で、そうするとさ、じゃあその、『DVDでドラマ全話・アニメ全話売りますよみたいなのは今後どうして行くんですか?』とか、あと『有料と無料の差みたいなのって、どうして行くんですか?』っていう、超めんどくさいのがあるし。売れっ子タレント抱えてたりするとさ、『ウチのタレントをDVDにすると何度でも見れるっていうことで、DVDが何千円ってなったりして、それが成り立っているわけだから、未来永劫にマシンの中に入って、サーバの中に入って見られちゃうのは困るんですよね!』みたいなのも、まああるんだけど。

結局、ちょっとこの間面白いと思ったのが、ニトリ。お値段以上ニトリの社長がテレビ出ててさ。『ニトリが価格破壊するから、日本の家具家が潰れちゃう』っつって、『日本の家具家もたねーよ』っていう話してて。で、その時にニトリの社長が「ごもっともだけど。その言っていることはごもっともな部分もあるけど、ウチからしてみたら安いものを一般の人に提供しようと思っているだけっていうのが一個と・・・」で、ここまでは思想の話じゃん?そらそうなんだろうと思うんだけど、その後に、「ニトリがもし、『じゃあ分かりました。国内、日本の経済のために、家具屋さんを助けるために止めます!お値段以上のものは売りません!お値段とトントン!ぐらいのやつを売ります。』ってなったら、結局IKEAなんだ。」と。

結局そこでIKEAが全部持っていく。フィンランドの、フィンランドだよね、IKEAたしかね?フィンランドのIKEAが全部持っていくことになるわけで、いまさらそういう状況じゃないっていうのね。今じゃあそれ、やんないでいて、YouTubeみたいなものが・・・こう必要だからね。みんな求めているものだからって、ずっとあり続けるし、どんどんデカくなっていくし。もっと言えば、大手メーカーがちゃんと話し合って今、ソニーが一位なのかパナソニックが一位なのか東芝なのか知らないけど、大手メーカーみんなが話し合って、テレビ局とか権利者と、こうして行こうよってやらないと、結局なんか分からないけど・・・わー、なんか便利な言葉があるんだよ。

えーとね、『必要悪』じゃなくて・・・えーと、なんつーんだよ。要するにYouTubeみたいなものが既にみんなの中に出まわって、みんなが便利に使ってるっていう現状の中で押し切られちゃうんじゃないかっていうやつ、なんかあるだろうよ!なんかほら、お坊さんの修行していた一般の小さい少年が、結局夜お坊さんに「楽しいことしよう。楽しいことしよう。」って連れて行かれて、そのあと子供の嬉しいような哀しいような悲鳴が聞こえて、こんなことでいいのか!?って関係ねーよ、これ。

えーと、『既成事実』!既成事実として・・・さっき出かかった、故事成語みたいなの、何?ことわざみたいなやつ。『門前の小僧習わぬ経を読む』とも違うよ!お坊さんに性的ないたずらをされてたからね、今ね!えーと、既成事実として。だって今、YouTube見れるテレビなんていっぱい出てるわけで、既成事実としてそうなっていった後じゃあ、おそらくもう、大きい会社がなんとも出来なかったり、テレビ局や権利者とちゃんと正々堂々と話しあおうとしないメーカーから、便利なものが『いや別にこれ、法律に違反しているわけじゃないですからね!』っていうのが出た時に、おそらくそこに持ってかれると思うんだよね。だから、そこのところをすごく熱弁したかったんだけども、なんか本当に和尚さんと小僧さんの卑猥な映像を途中で・・・すいません、それは本当にすいませんでした。

<書き起こしおわり>

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