浅草キッド玉袋筋太郎が語る 高田笑学校 丸刈りスキンヘッド事件の裏話

浅草キッド玉袋筋太郎が語る 高田笑学校 丸刈りスキンヘッド事件の裏話 たまむすび

浅草キッド玉袋筋太郎さんがTBSラジオ 小林悠たまむすびで、髪型をスキンヘッドにしてしまった理由を話していました。

(小林悠)午後1時になりました。みなさん、こんちには。TBSアナウンサーの小林悠です。

(玉袋筋太郎)この度は、私の軽率な行動で、皆様にご迷惑をおかけしました。玉袋筋太郎です。どーもどーもどーも!

(小林悠)あのー・・・

(玉袋筋太郎)どうしたの?

(小林悠)実はですね、今日私がこのスタジオに入った時に、玉さんはニットキャップをかぶってたんですね。それがまあ、なんか例のスピードスケートの堀井学さんみたいで。

(玉袋筋太郎)似てた?

(小林悠)似てるなと改めて思ったんですけども。

(玉袋筋太郎)そうよ。今、議員になっている堀井学さん。

(小林悠)自民党の議員さんですね。

(玉袋筋太郎)そう、昔オレ、そっくりさんで出たことあるからね。

(小林悠)で、今はあの時の堀井さんにより似てるのは玉さんだなと。

(玉袋筋太郎)今の堀井学より堀井学に近いのはオレですよ。長野オリンピックでスピードスケートやってましたけど。

(小林悠)ついさっき、(大沢)悠里さんたちとやり取りする時の直前に、パッと帽子を取って。もう、ビックリしました!

(玉袋筋太郎)なんで?

(小林悠)いやちょっと、三千院かどこかに私、来たのかと思いました。

(玉袋筋太郎)三千院ね。

(小林悠)京都大原三千院に来て・・・

(玉袋筋太郎)京都じゃないよ、東京都だから。ここは。

(小林悠)東京都ですね。本当、お手手のシワとシワを合せて、南無~って。玉さんがね、スキンヘッドになっちゃったんですよ!ビックリしました!

(玉袋筋太郎)やっちゃったんだ、これ。別にお泊りしたわけじゃないよ、オレ。だけど、AKB48でしょ?向こうは。

(小林悠)峯岸さんね。

(玉袋筋太郎)俺は『AKB46』だから。『浅草キッドのバカの方の46歳』・・・AKB46で、(頭を)丸めたわけですよ。本当、バカなことですよ。

(小林悠)峯岸さんは坊主でしたけど、玉さんは完全にそれより短くてスキンヘッドなんですよね。ツルッツルですよね。

(玉袋筋太郎)ツルッツル。宇多丸状態。

(小林悠)あっ、サングラスしたら完全に・・・

(玉袋筋太郎)宇多丸状態ですよ。

(小林悠)だから本当にね、似合ってるんです。純粋に。本当にお坊さんみたい。三千院にこういう人、いたんですよ。

(玉袋筋太郎)ああそう。そう言われてもな・・・もうちょっと何か、違うたとえないの?坊主でも、ユル・ブリンナーみたいですねとか。王様と私みたいで、シャル・ウィ・ダンスで行きましょうとかさ。

(小林悠)インドの・・・タイでしたっけ?タイの王様みたいなね。

(玉袋筋太郎)そうですよ。タイですよ。ユル・ブリンナーみたいですねとかさ。

(小林悠)じゃあ、そうします。渡辺謙さんみたいです。

(玉袋筋太郎)あっ、渡辺謙さん。いいねぇ。持ってるね。井手らっきょさん!あっ、井手らっきょ落ちるな。ダメだ。

(小林悠)電球!

(玉袋筋太郎)で・・・電球!?電球って何それ?

(小林悠)ツルッとこう・・・

(玉袋筋太郎)ユル・ブリンナーから電球まで!ツルッとなっちゃって。

(小林悠)いや、印象が大分変わりました。

(玉袋筋太郎)寒いよだから頭。風邪引いちゃうよ!

(小林悠)違うんですね。

(玉袋筋太郎)違うよ違うよ。剃りたてだよ!あなたのフライデーの不祥事の責任でもあるんですよ!

(小林悠)本当ですか!?

(玉袋筋太郎)年越しで。年またぎでオレは丸刈りにしたの。

(小林悠)もう2月になりましたけどね。

(玉袋筋太郎)いろんな意味で丸刈りにしたの。

(小林悠)すいません、代わりに犠牲になっていただいて。

(玉袋筋太郎)46歳でね、なかなか出来ないよ。髪の毛生やしてたってね、別にかっこいいわけじゃないですし。オレなんか。別に坊主でも構わないんですよ。

(小林悠)あっ、そうか。じゃあ今日ニュースコーナーで私の前、二人とも・・・

(玉袋筋太郎)だから内山(研二)さんとは違うって。内山さんはナチュラルでしょ!天然の美ですよ。オレはもう、人為的に刈ったんですよ。ナショナルのバリカンで。

(小林悠)本人がいるときに話しましょう。本当に、何があったんですか?

(玉袋筋太郎)これ、理由を話すと長いんだけどね。2月10日、日曜日だよね、高田笑学校っていう、オレたちが毎回横綱の、トリを取っている漫才のライブがあったわけ。それに出演するということにあたって、今回、このハゲ頭作戦を決行しようと。普段通り漫才やってても、ちゃんとお務め出来るんだよ。漫才のお務めは。

(小林悠)そうですよね。

(玉袋筋太郎)でも今回、出場メンバーが強いと。ハマカーン。THE MANZAIのチャンピオンです。ハマカーンでしょ。ますだおかだ。M-1のチャンピオン。で、バイきんぐ。キングオブコント(のチャンピオン)。ねっ?で、松村(邦洋)、ほたるゲンジ。ちょっと落ちるけどね。

(小林悠)(笑)

(玉袋筋太郎)ほたるも頑張ったんだ。ウチのね、桐畑トールちゃんも頑張ったんだけど、現役3人チャンピオンが出てくる中で、オレたち毎回トリでしょ?それで勝たなきゃいけねー時に、どうすんだと。

(小林悠)勝ち負けはあるんですか?

(玉袋筋太郎)勝ち負けはない。オレも勝ち負けなんかないと思ってたわけ。だけど(水道橋)博士がね、「今回気合入れて行くぞ!負けられねぇ、決戦だ!」と。

(小林悠)先輩の格を見せようと。

(玉袋筋太郎)格を見せる。横綱相撲見せようってことで、ひと月ぐらい前から作戦を考えてたわけだよ。で、一応ライブをやる時に、オープニングはオレたち浅草キッドと松ちゃんが出てきて、お客さんに挨拶して、今回のメンバーを紹介して、で「始まります、よろしく!」っていう流れでやってるわけ。で、今回あの、高田文夫先生、心肺停止で入院してて、復帰第一回の舞台だったわけよ。

(小林悠)本当に良かったですよね。

(玉袋筋太郎)オレたち松ちゃんこう出てって、今回スゴいことがあると博士が言うわけ。現役チャンピオンが3組出てるんだからって。で、そこで、オレが前フリで、「いいか、お笑いは戦いじゃないんだから、そういうことはやらないの。」って。そん時まではまだ、髪の毛あるわけだ。オレ。普通の髪の毛。今までのオレだよ。

(小林悠)カツラとかではない?

(玉袋筋太郎)じゃない。じゃないの。ちゃんと生えてるわけよ。で、博士が「今回は勝たなきゃいけねぇ!」って言ってるんだけど、「まあまあまあ・・・高田笑学校っていうぐらいだから、そんな暴力的とか戦いになったら、学級崩壊になっちゃうから。オレはそういうこと知らない。」って。「バイきんぐ小峠っていうのが、スゴいキャラで出てきただろ?」って言うわけ博士が。オレも、「何人もそういうの見てきた。キャイ~ンのウドとか出てきたよ。オレもああいうことやってきたけど、もうああいう年じゃないんだ。」と。「オレはね、もうステージが違う。日曜日の朝の番組で、伊集院(光)と西村賢太と三人で対談するような男だ。そんな土俵に下りてまで、相撲を取る気はない。」って余裕綽々でやっておいて、始まるわけだよ。で、ハマカーンとかみんな出て、一番最後浅草キッド。オレはもうその舞台終わったら、すぐシャワー室行って、自分でバリカン入れるわけですよ。ガーッて。

(小林悠)えっ、これ自分でやったんですか?

(玉袋筋太郎)オレとマネージャーの吉田と、二人の断髪式。

(小林悠)吉田さん・・・どんなお気持ちだったのかしら?

(玉袋筋太郎)下らねーのがね、当日出番前、カミさんが楽屋でチョコチョコやってたの。いたの、ウチのカミさんが。で、バリカン入れる前だよ、ウチのマネージャーの吉田がカミさんに向かって、「おかみさん、これ見納めになるかもしれませんから。髪の毛のある見納めになるかもしれませんから、どうぞ見届けてください。」って。出棺じゃねーんだから!

(小林悠)たしかに(笑)。出棺並の覚悟だったということですね。

(玉袋筋太郎)それで、(頭を)刈って、それで浅草キッド、最後トリですよ。出て行く時に、最初博士が出て行って、で、オレがこの坊主頭で出て行くと、お客さんが「うわー、なんだ!?」って話になるという、反則技。

(小林悠)なるほど。その一瞬で完全に心を持っていくわけですね。さっきと言ってること、違うじゃないですか!

(玉袋筋太郎)違うじゃないかと。お前が一番勝ちたいんじゃないかと。そういうツッコミを受けるという。そのためにやりましたけどね。まあいいんですよ、その日それで笑い取れて。これからが大変。明日?明後日、NHKの新番組のポスター撮りなんだよ。

(小林悠)嘘?どうするんですか、ポスター撮り?

(玉袋筋太郎)このままで行くしかないでしょ。

(小林悠)じゃあずっと、玉さんはお坊さんキャラで・・・

(玉袋筋太郎)だから4月から10月までのワンクールはこれで通してみようかなとは思っているけど、これ、ますますモテなくなっちゃうよ。お客さん、でもね、驚いてたねー!そりゃそうだよね。『浅草キッドはそこまでして勝ちてーのか!』って。オレだけじゃないからね。その後もやってるからね、ウチの相棒も。

(小林悠)えっ、何ですか?

(玉袋筋太郎)そうよ。スポーツ紙に出てたから言うけど、最初オレが出てって、「お前はズルい」って博士に言われるわけよ。「お前、そんなことまでして勝ちてーのか!」って。で、漫才始まっていくと。ずーっと。で、ある途中から、コントに変わるんだよね。変えてみるの。昔オレたちが浅草フランス座で26年前にやっていたコントやってみようって。再演しようって時に、コントの支度して来いよって時に、また一つ仕掛けがあって、博士も最初から帽子かぶってるんだけど、取るとパッとカトちゃんヅラの・・・刈りこんでるわけですよ。

(小林悠)あっ、カトちゃん型ですか!

(玉袋筋太郎)カトちゃん型。でまた、オレが言うわけ。「アンタが一番勝ちてぇんだろ!」って。

(小林悠)本当ですよ!

(玉袋筋太郎)本当にね、一つのステージのためにです、テレビ中継があるわけでもない、DVDが販売されることもない、撮影されることもない。

(小林悠)えっ、そうなんですか?

(玉袋筋太郎)中身が中身だもん、無理だよ。そりゃあ。一夜のためですよ。一夜の20分、30分のために、全て坊主にする、これだよね!だから浅草キッドは汚いと、みんなに言われているわけ。若手に。ズルいですと。

(小林悠)そのズルさも出来るっていうのが、先輩の格の違いですよね。

(玉袋筋太郎)やるか?ここまで。横綱相撲でも良かったんじゃないか?

(小林悠)いやー、でもやっぱり、初心を忘れないって所なんじゃないですか?

(玉袋筋太郎)ますますモテなくなっちゃうよ、これで。

(小林悠)いや、私似合ってると思いますよ。普通に。かっこいいですよ。

(玉袋筋太郎)ああそう?(市川)海老蔵っぽい?ちょっと襲撃されちゃうかもしれないぞ。

(小林悠)ちょっと海老蔵さんを思い出しましたけれども。

(玉袋筋太郎)だけど、これお客さんも驚いたと。だってダマテンでやってるんだからね。誰にもわかんないように控え室でオレと博士、やってるわけじゃない?ステージも、出演者もみんな驚いた。でまあ、打ち上げがあって、ベロンベロンだよ、こっちなんか。昼の興行だったんで、(夕方)5時ぐらいから始めちゃったからさ。ベロンベロンになって飲んじゃって。ゴキゲンになっちゃって。ハゲ頭で。で、家に帰ったんだよ。ヘロヘロで。くたびれてリビングで寝ちゃったわけだよ。この体、この頭で。んで、朝起きたら泣き声で起きたの。なんかシクシクシクシク。

(小林悠)何だろう?

(玉袋筋太郎)ボロボロ泣いてるんだよ。オフクロ。オフクロは、オレがこうやること知らなかったから、オレのこの寝てる姿を見て、「パパ、また何か悪いことして、ケジメで坊主にしたのね・・・(泣) パパ、また悪いことした・・・」「違う違う違う!ネタ!ネタだよ、ネタ。」って説明するの大変だった。オフクロが一番驚いてたよ。

(小林悠)パッと見て本当、一瞬誰が寝てるんだろうって思ったんでしょうね。

(玉袋筋太郎)「また何か、浅草キッド悪いことしたんだろ?お前さんが・・・」だって。

(小林悠)だって、たけし軍団の時ね、遅刻したらバリカンで頭剃りながら、その場に登場するって言ってましたもんね。

(玉袋筋太郎)久しぶりに坊主でね、なんか初心に帰った感じがしますよ。原点回帰ですよ。弟子入りの時もこうでしたから。新弟子の気持ちで。46にしてね。

(小林悠)いやー、見たかったです。そのステージ。

(玉袋筋太郎)見れない。お客さんだけなんですよ。そのためにだからこそ、やるんですよ。これがね、お金になるんだったら、DVDとかになるんだったら、オレはここまでやってないよ。ズルするよ。お金もらっちゃうんだから・・・とかさ。

(小林悠)ラジオ聴いている方も、見ていた方いらっしゃると思いますけど、こういうことがあるから、現場に行かないとなと思いますよね。

(玉袋筋太郎)そうよ!

<書き起こしおわり>

さすが浅草キッド!ズルいけどスゴい!宇多丸さんとのダブルスキンヘッドになる、5時に夢中!サタデーも期待です!

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